朝鮮日報の記事である。潘氏を批判しているのかと思ったら、韓国の国威が発揚したと勘違いして喜んでいるようである。
記事では以下のようにはしゃいでいる。
オーストリアのクルト・ワルトハイム氏やエジプトのブトロス・ガリ氏ら以前の事務総長を輩出した国の外務省は、側近や実務担当者を自国から派遣した。しかし潘事務総長は、事実上のナンバー2とされているキム・ウォンス総長特補、ハン・スンス気候変動特使を初めとして主な部署の管理職に韓国人を重用し、指揮系統に混乱をきたしているというのだ。
確かにこれはむちゃくちゃである。ワシントンポストでなくてもこの公私混同ぶりに呆れるだろう。
しかし、朝鮮日報はこう反論している。
これらの主張に対して潘事務総長は先週、「(批判は)非常に不当だ」と3回も強調し、「あえて韓国と距離を置くために努力してきた」と反論した。実際に潘事務総長就任後、国連内の韓国人は54人から66人へと増加したが、国連への財政支援がはるかに少ないフィリピン人職員の759人に比べると非常に少ない数だ。
なるほど、これだと国連はフィリピン人が完全に仕切っていることになる。このような論理に対して何ら矛盾を感じない朝鮮日報の意識構造は実に興味深い。
こんな国の人物を事務総長にしてしまう国連という組織について日本人は再認識した方がいいだろう。
(記事)
主要ポストに韓国人起用、国連内で反発相次ぐ=米紙
1月に就任した潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が、国連の主要なポストに韓国人を起用していることから内部での反発が相次いでいるとワシントン・ポスト電子版が21日付で報じた。最近コートジボワール特使に任命されたチェ・ヨンジン前国連大使ら韓国出身の国連幹部が増えているのは、国際的な外交の舞台で韓国の立場が強まっている証拠でもあるが、一部の職員や外交官たちは韓国政府の利益を優先しているとの印象を受けているというのだ。
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