ベトナムハノイ近郊にあるホアンキエム湖で既に絶滅した思われてきた巨大カメが再発見されていたことが16日、このカメの現地調査を行ってきた米クリーブランド動物園の発表により明らかとなった。
このカメはスッポンの仲間で学名が「ラフェトス・スウィンホエイ(Rafetus swinhoei)」というもの。シャンハイハナスッポンとも呼ばれている。
technobahn.comは以下のように伝えている。
「このカメが生息していることが確認された湖の近くにある村の村民の間では昔から湖にはナゾの巨大生物が居るといった伝説が伝えられていたが、今回、現地調査を改めて実施したことにより、その生物は生物学的にも極めて珍しい、まさに幻の生物であったことが判明した」
ホアンキエム湖 はハノイの主要な景観スポットのうちの1つでもある。
wikipediaによると、「湖の中心にある亀の塔伝説によると、皇帝黎利は湖で金の亀 (Kim Qui) から、中国の明朝に対する彼の反乱に勝利をもたらす魔法の剣を授けられた。それゆえ、湖は現在の名前(Hoàn Kiếm, 還剣)が与えられた(以前湖は、緑の水を意味する "Luc Thuy" として知られていた)。湖の中心の近くにある小さな島に立つ亀の塔 (Tháp Rùa) は、伝説と結びついている。
湖の中のシャンハイハナスッポンおよびいくつかの種の大型の軟殻亀は、皇帝の名誉たる「Rafetus leloii」と名づけられている。その種はきわめて危機にさらされていて、湖の中の個体数は不明である」と記述してあり、地元では謎の生物でも何でもなかった。
technobahn.comのタイトルもいささか誇大だったようだ。
このカメは既に3匹が捕らえられ、2匹は既に中国の動物園に送られた模様だ。何故中国の動物園に送られたのかは不明である。中国で捕らえられたのを記者が誤訳したのだろうか?
このカメの調査を行ったクリーブランド動物園の研究グループでは「同種のカメは全て絶滅したこととなっており、このカメの仲間がまだ生存していたことは科学的に極めて大きな成果」とした上で「個体数は極めて少なく、絶滅の危機にある」と述べ、早急な保護の必要性を強調した。
(記事)
伝説のナゾの巨大生物は絶滅したはずのカメだった、米研究者がベトナムで確認
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