2月4日付け共同通信によると、阪神電気鉄道の筆頭株主の投資ファンドを率いる村上世彰氏が４日、兵庫県洲本市で講演し、例え話と前置きした上で、電鉄株を外資系企業から株価の５０％増の価格で買い取ると申し入れがあった場合は「投資ファンドの性格上売らざるを得なくなる」と語ったことが分かった。
村上ファンドの保有比率は４４・４９％に上り、電鉄の経営を実質支配できる過半数に迫っている。これまで長期保有の方針を示しているが、条件次第では早期売却の可能性もありそうだ。ただ「株価には割高感がある」（市場関係者）ため、実現は難しいとみられる。
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いよいよ禿鷹ファンドの本領発揮か。逆に言えば、今シーズンオフで阪神株もたいした勢いがなく、持ち疲れしてしまったとも考えられる。黒幕から早く回収しろと催促があったのかもしれない。基本的に阪神はボロ会社だから５割り増しで株を買い戻すなどというしゃれたことができるとは思えない。
