電車に乗れば必ず大音量で携帯プレーヤーを聴いている馬鹿に出くわす。もっぱら『iPod』がやり玉に挙げられているようだが、ウォークマンの頃から問題視されていた。
常識的に考えて、常時電車の中で大音量で携帯プレーヤーを聴いていれば難聴になるのは免れないだろう。
聴覚を失えば生活に支障を来すだろうが、麻薬中毒患者と同じで自己抑制できないのだろう。
携帯プレーヤーで警告=聴力失う恐れも-EU報告
≪欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は13日、携帯音楽プレーヤー(携帯電話含む)を長期間、大音量で聴き続けると、聴力を永久に失う危険があると警告する報告を公表した。
EUの健康問題に関する科学委員会がまとめたもので、携帯音楽プレーヤーを大音量に設定し、5年にわたって1日1時間以上聴き続けた場合、5~10%の人の聴力が永久に失われる恐れがあるという。≫
個人差はあるだろうが聴覚障害は100%発生するだろう。
(参照)
『携帯音楽プレイヤー』 約4人に1人は「耳が痛くなったことがある」
「iPodは難聴を引き起こす」として米国で訴訟
携帯音楽プレーヤー、騒音性難聴の原因に
騒音の人体への影響と騒音性難聴の予防対策
騒音性難聴は治療方がない。進行を遅くさせるしか対策がないのである。慢性的に徐々に進行する病気なので、自覚症状が出にくい特徴がある。気づいたときには手遅れといった場合が多い。
騒音性難聴とは80デシベル以上の騒音を長期間繰り返して聞くことによる内耳や中耳の障害である。鼓膜が破れれば発症に気づくだろうが、「内耳内の蝸牛の中の膜が破れる、 蝸牛内の血流が滞る、有毛細胞の毛が傷ついたり取れてしまう、有毛細胞の一部が死んでしまう」という症状には気づきにくいのである。有毛細胞は現段階では再生不能である。
再生医学が確立するまでは難聴の治療法はないのである。
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