200804悲惨 読売ジャイアンツ ヒール役なのに注目もされず低視聴率に泣く

プロ野球で最も人気のある球団は阪神タイガースで、その状況に変化はない。では、かつての盟主ジャイアンツはというと…

ジャイアンツの開幕戦が史上最低の視聴率となり、人気低迷に歯止めがかからない事態になっている。その背景には、開幕戦を日本でも同時期に行った大リーグに人気が奪われていることもあるという意見もあるが、原因はもっと簡単、つまらないからだ。

ジャイアンツの対ヤクルト開幕戦は、それからの4連敗もさることながら、視聴率でも手痛い結果になった。ビデオリサーチ社の調べでは、フジテレビ系で2008年3月28日に放送されたナイター中継の視聴率は、関東地区で11.0％。これは、07年シーズンの13.1％を下回り、ジャイアンツの開幕戦として過去最低を記録した。フジテレビ系も貧乏くじを引いたものだ。
しかし、何とか二桁の数字を残しただけ頑張ったと言えるだろう。

開幕戦では、ヤクルトから移籍したラミレスの本塁打で先制したものの、初の開幕先発に選ばれた高橋尚成投手が5失点でKOされた。
他所のチームから金で選手を引っ張ってきて、さあ補強したと威張っても、その選手が視聴者をつれてくるわけではない。
阪神の開幕戦が関西地区で17.1％の視聴率になった。まずまずの数字である。阪神は金で選手を引っ張ってきたわけではない。

「大リーグの開幕戦を同時期に日本でしたのも、ちょっと変。お金になるからというなら、日本の球界が衰退するし、やり過ぎると、人材流出に拍車がかかる」と心配している人もいる。
日本人が大リーグに行くのも最初の頃はもの珍しかったが、最近はその関心も薄れた。

そもそも「野球」というスポーツ自体が時代の潮流に乗り遅れている感じがする。マスコミ報道が体リーグ中心になったのは、日本人特有の属国根性もあるが、日本の野球が末期的様相を呈しているからだろう。試合時間が長いのも、昔から言われてきたことだが、厭きられる大きな要因である。
何とかルールを改正して短縮化できないものか？　

それこそ「野球クジ」でも始めるのが起死回生の一手か？

高校野球など、何試合もずっと見続けている人はよく厭きないものだ。地元チームを応援するのは判るが、「他所のチーム同士なら、どちらが勝とうが知ったことではないだろう」と思うのは私くらいか？

（記事）

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