誰が考えても「集団自決」を日本軍が強要したことは火を見るより明らかだし、現実に沖縄には強要された生き証人が多数生存しているのである。
にもかかわらず、事実を歪曲させようとは、自民党という政党はどこまで邪悪なのだろうか?
世の中には「新しい歴史教科書をつくる会」と称する統一教会と密接な関係の集団が存在する。彼らは今回の教科書検定の結果を喜んでいた。自民党には石原慎太郎みたいなろくでもない奴がいっぱいいるから、文科省に圧力でもかけたのだろう。
統一教会は朝鮮系なのにことさら「神国日本」を美化させることに躍起になっている。
一見矛盾しているようだが、実態は街宣右翼と同じで、右翼思想に対して国民に嫌悪感を持たせるのが真の目的と思われる。同時に日本人から愛国心を奪うことを考えている。背後にはアメリカがいそうだ。日本人に独立心が芽生えては植民地支配できなくなり都合が悪いからだ。
「君が代」にしたところで、「歌え」と強要されれば歌いたくなくなるのが人情というものだろう。政府は計算尽くでやっているのかもしれない。
教科書検定のしくみは、教科書会社が申請した本をそのつど変わるいい加減な検定基準に基づいて文部科学省が合否判定することになってる。
文科省が検定意見を付した場合、教科書会社はその意見に従って修正した本を再度提出しなければならない。要するに「検閲」である。
検定は怪しい大学教授などの政府の意を受けた御用学者で構成される「教科用図書検定調査審議会」の検討を経ている。このため、一度決まった検定意見を政治の意向で変えることについては「介入につながる」との理由で、政府は否定的な立場を貫いている。 自分でし向けておいてよく言うものである。
自民党による沖縄戦の隠滅工作は今回が最初ではない。
81年度の検定では、何と!「日本軍による住民殺害の記述」の削除を強要したのである。当然沖縄県民は激しく反発した。自民党は本当に人の感情を逆撫ですることが好きだ。
80年度には高校の現代社会の教科書に水俣病の関連で「チッソ」の企業名が記されたのに対し、文部省は「特定の営利企業の非難になるおそれがある」と意見を付け、削除された。
「この国民にしてこの政府あり」であるが、現実にこんな政党に投票してしまう連中がいっぱいいてめでたくも長期政権を保っているのである。
もっとも、沖縄の自民党は沖縄県民大会に賛同している。しなければ命が危ないからだろう。
(記事)
「集団自決」検定、文科省が対応検討 沖縄県民大会受け
沖縄戦で日本軍が住民に「集団自決」を強制したとの記述が教科書検定で削除された問題で、文部科学省は、記述の修正が可能か、検討を始めた。検定意見の撤回を求めて9月29日に開かれた沖縄県民大会に11万人が参加したことから、町村官房長官が1日、渡海文科相に対応を指示。渡海氏も、検定制度の枠内で可能な対応を検討するよう省内に指示した。
既に複数の教科書会社が訂正申請を出す検討を進めており、集団自決に日本軍が関与したことを明記する記述が復活する可能性が出てきた。
コメント一覧
なんか
sato
sato
内容は無いようww
sato
いちおう
sato
sato
へっ?
sato
ちょっと違うと思いますが
たこ
inago
最新の画像もっと見る
最近の「本文」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2005年
人気記事