いよいよ国民が待ちに待ったゴールデンウィークの到来である。
不景気にもかかわらず、円高原油安で海外旅行が割安である。貧乏人は関係ないだろうが、小金を持っている連中は大挙して海外に繰り出すことになりそうだ。
今日から16連休? 成田空港で出国ラッシュ
相変わらずアメリカ方面に行きたがる連中も大勢いる。しかし、アメリカでは今大変な事態になっている。そう「豚インフルエンザ」パニックである。
「豚」が付いているから今ひとつ緊張感が湧いてこない御仁もいるようだが、緊急事態なのである。例えれば内戦が勃発して行く国に行くようなものだ。
WHO「公衆衛生上の緊急事態」…警戒レベル上げは先送り
「緊急委員会」だから事態が容易ならぬことになっている。にもかかわらず「結論持ち越し」とはいかなることか?
例によってアメリカが横やりを入れたのだ。景気の心配でもしたのだろう。この国の姿勢は人権よりも金権優先だ。属国の日本も右に倣えだ。
深刻な豚インフル WHO初の緊急委員会
≪メキシコ、米国で感染が急速に拡大している豚インフルエンザ(H1N1型)について、世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は25日、専門家による初の緊急委員会をジュネーブで開き事態は「深刻な状況だ」との認識を表明した。米国で人から人への感染が確認されたことを踏まえ、委員会では新型インフルエンザの大流行に備える6段階(フェーズ)の警戒レベルを、現行の「3」(人から人への感染がないか限定的)から、人から人への感染拡大の兆候があるとする「4」に引き上げる措置などを協議した。≫
対応の遅れで感染が全土に広がったメキシコでは、これまでに疑わしい症例を含めて81人が死亡、患者は1300人を超えた。
アメリカ国内での感染者は新たに1人増えてこれまでにカリフォルニア、テキサス両州で8人が確認されている
米国内では、ニューヨーク・クイーンズ地区の高校でもインフルエンザの集団感染が発生。ウイルスの特定を急いでいる。
WHOが新型インフルエンザで警告、米国では新たな感染者
というわけで、アメリカでは既に流行の兆候が鮮明になってきたわけだ。
で、日本は何をやっているのか?
[豚インフル]水際対策を強化、乗客らに不安…国際空港
≪成田空港では、搭乗ゲートそばに赤外線で発熱患者を探すサーモグラフィーが設置され、メキシコからのすべての帰国客をチェックした。検疫所の医師らが「旅行中に発熱やせきの症状があった方は申し出て」と呼びかけ、マスクを配った。出国客向けにも、マスク着用や手洗いを呼びかけるポスターを空港内に掲示し、渡航の注意を呼びかけた。≫
アメリカからの帰国者は放任状態である。行政はいつも後手に回っているのである。「事前に対応」など行政に期待する方が愚かだろう。
<豚インフル>成田空港で検疫強化…サーモグラフィー実施
≪米国への出国者に対しても、マスク着用や手洗い、うがいなど注意喚起を求めたチラシの配布を始めた。≫
あっ、失礼。アメリカ帰りの人には「うがいしろ」と言っているんですね。これで防げれば楽な話です。
危険度「フェーズ4」引き上げなら「入国規制」
≪世界保健機関(WHO)は25日、新型インフルエンザ流行の危険度を引き上げるかどうかの検討に入った。
危険度は6段階(フェーズ)で、現在は危険性が低い方から3番目の「フェーズ3」だ。人と人の間で感染したことを意味する「フェーズ4」以上に引き上げられた場合、政府は麻生首相を本部長とする対策本部を設置する。≫
麻生首相が本部長だと非常に不安なのは私だけだろうか?
メキシコ 豚インフル禍 「こんなパニック初めて」
≪25日、メキシコからの航空便が到着した成田空港では、到着客への検疫強化やマスク配布などの対応に追われた。≫
日本で到着客にマスクを配ってどうするんだ?
「お前らずっとマスクをしてろよ」という意味だろうか?
≪「豚肉を食べないわけには…」。スーパーでは買い物客が不安を口にし、政府に迅速な情報提供を求める声もあがった。≫
一般的にはこの程度の知的レベルである。
現地メキシコでは生々しい報告がなされている。
≪人が集まる図書館や国立劇場などの閉鎖や週末のイベントの中止を発表。国民に自宅待機を求めた。しかし、感染の疑いがある患者は、すでに1000人超。大学生(24)は「政府はもっと早くに対応することができたはずだ。感染を拡大した」と批判する。≫
インフルエンザの拡大を防ぐためには人の移動を極力抑えることである。自宅に引きこもるしか策はないのである。
そのためには食糧の備蓄が絶対条件になる。
日本政府の対応を疑っている人は、最低一月分くらいの食糧備蓄をしておいた方が良いだろう。贅沢なものを買わなければ、一人1万円程度の出費で備蓄可能である。最低、米、小麦粉、調味料、乾物があれば何とかなる。後は水だ。携帯のプロパンボンベがあると便利だが、石油ストーブでも代用が利く。
<豚インフル>人への感染 厚労省など対応に追われる
≪海外で新型インフルエンザ発生の疑いが生じれば世界保健機関(WHO)の宣言がない段階でも、関係閣僚会議を開いて行動計画に基づく「第1段階(海外発生期)」の態勢を取る。その際、発生国から航空機の到着は成田▽関西▽中部▽福岡――の4空港、客船は横浜▽神戸▽関門――の3港に集約され、発症が疑われる入国者は隔離される。発生国からの外国人来日はビザ発給が制限され、発生国への出国についても渡航延期の勧告が出される。≫
ゴールデンウィークで海外旅行した人が日本に帰国できない事態も想定される。
外国旅行に行く人は余分に金を持っていった方が良いだろう。
ところで、肝心の豚インフルエンザであるが、本当に恐ろしい病気なのだろうか?
豚インフル 感染爆発あるか
≪世界保健機関(WHO)は、状況の深刻度を評価するため、世界の専門家で構成する初の緊急委員会を開催するが、未知の新型ウイルスが世界各地に拡散して大流行(パンデミック)する恐れが強く警戒されている。≫
現段階で感染して死亡する確率は6%である。「豚インフルエンザ」の定義は明確ではないが 「二類感染症」に相当しそうだ。
一般的なインフルエンザは「五類」である。対応が全く違ってくるのだ。
本来は警戒度の低い五類扱いのはずなのだが、死亡率が高いので「新型」の可能性を警戒しているのである。
一応「タミフルやリレンザが効く」とされているが、それはあくまでも以前の情報に基づくものである。
周知のようにインフルエンザウィルスは突然変異しやすい。タミフルに関しては耐性型も出現している。
外国に行く場合、これらの治療薬の備蓄がある保証はない。言葉の壁もあり、病状を医者に伝えられないと誤診されてしまうリスクもある。
現地で治療を受けても、法外な医療費を請求されるかもしれない。
これから外国に行く人は、人任せにしないで対策を考えておくことが肝要である。
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