真相世界(The truth world)

200601X線天文衛星「すざく」 故障原因は設計ミス アメリカの妨害か?

2006年01月25日19時02分asa.comによると、X線天文衛星「すざく」で昨年8月、目玉の観測機器が故障したのは機器の冷却システムの設計ミスが原因だった。

宇宙航空研究開発機構が25日、宇宙開発委員会に報告した。冷却ガスの排気弁を衛星内部に付けたため、ガスがこもって高温になり、冷却剤が一気に蒸発したという。

共同開発した米航空宇宙局(NASA)には当初、冷却環境の厳重な管理を求める意見があったが、日本側に伝わらなかったという。  

「すざく」の最大の特長は、かすかな温度変化で宇宙からのX線をとらえ、銀河団などを高精度で観測できる「X線マイクロカロリーメーター」だった。しかし、打ち上げからわずか1カ月で、精密観測のために機器を極低温に冷やす液体ヘリウムがすべてなくなり、使えなくなった。  

宇宙機構は、冷却で気化したヘリウムガスが衛星内部に残ったため断熱機能が劣化、液体ヘリウム容器が高温、高圧になって、一気に蒸発したと結論付けた。ガスは機体のすき間から自然に放出される設計で、残留ガスによる影響を考慮していなかったという。  

すざくは、残る2種類の機器で観測を続けている。宇宙機構はまた、2月に打ち上げ予定の赤外線天文衛星「アストロF」の冷却システムでは、排気弁が機体外にあるため、同じ失敗は起きないと説明している。  
 

と記述してあるが、要するに日本の技術は全くのアメリカの受け売りであり、しかも肝心の部分はNASAに握られていて、軍事的に重要とアメリカが判断すれば今回のようにいい加減なデータをよこして使い物にならなくさせるような手口も平気で実行するということだ。日本の宇宙開発はすでにアメリカの下請けに成り下がっていると言ってもよいかもしれない。


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FF
宇宙の「防衛目的」利用を提言へ 自民特別委
2006年01月25日17時53分asahi.comによると次のように述べている。防衛目的の宇宙開発を厳しく制限してきた国の「宇宙平和利用原則」について、自民党の宇宙開発特別委員会は、政府解釈の見直しを求めることを決めた。宇宙の平和利用を「非軍事目的」と解釈してきた政府に対し、非攻撃的な防衛目的の利用は容認するよう求める。3月に中間報告をまとめ、8月に政府へ提言することを目指すという。実現すれば、69年以来の大きな転換となる。



 宇宙平和利用原則は69年に国会決議され、政府は「非軍事目的」とする解釈を示した。85年には、自衛隊が衛星を利用する場合でも、民生分野で「一般化」した技術に限定するとの政府見解をまとめた。98年の北朝鮮による弾道ミサイル発射をきっかけに政府が開発した情報収集衛星の解析度も、1メートル四方と、民間衛星の水準にあわせた。



 自民党政務調査会の宇宙開発特別委員会は「日本の解釈は国際的に特異」として、非攻撃的な防衛目的の利用は認めるよう働きかける方針。27日の会合から検討を始める。ただ、党内や政府内の理解は十分には深まっておらず、実現するか流動的だ。

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防衛省格上げへの布石なのだろうが、アメリカ軍事産業の下請的存在に日本の宇宙開発を持っていこうという意図が見える。不況にあえぐ三菱や日立には願ってもない話かもしれないが、金だけ払わせられておいしいところは持って行かれるようなまねだけはしないでほしいものだ。







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