アメリカが裏で北朝鮮を操って核実験をやらせているのならば、当然仮想敵国である中国は脅威に感じるだろう。中国も当然実情は熟知しているのだろう。
「核保有国・北朝鮮」の脅威は中国にも
何でもかんでもアメリカのせいにするわけにはいかない。ジョージ・W・ブッシュとトニー・ブレアがイラクを侵攻しなかったら、全てが違っていた──と、BBCは信じているようだが。イラク戦争さえなければ、世界中の独裁政権は、愛すべき平和な国家に、勝手に変身していたはず……かもしれない。北朝鮮の金正日は飢える人民を救うために、ミサイルを鋤(すき)や鍬(くわ)に鍛えなおしたのかもしれない。……私はそうは思わないが。
独裁・専制はブッシュ以前にもあったし、ブッシュ以後にも続く。危険な権力者たちはブッシュ以後も、非通常兵器を追い求め続けるだろう。「親愛なる」と自称する北朝鮮の指導者は、クリントン政権時代から米大統領をだまして核物質を備蓄していた。ブッシュ氏の演説ライターたちが「悪の枢軸」というあの言葉を大統領に与えた、そのずっと前からのことだ。
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