日本の「お馬鹿銀行」と言ったら「慎太郎銀行」の愛称で知られる「新銀行東京」が有名である。
新銀行東京 - Wikipedia
当初から内輪で融資のバラ撒きをやり1000億円の損失を出したが、そんなのは「ノーチュー」に比べれば可愛いものだった。
「ノーチュー」は何と!1兆円である。
1兆円の穴をあけた 農林中金のおバカぶり
≪「“ノーチュー”と言えば、ニューヨークのウォール街では即座に通じます。日本のメガバンクではこうはいかない。農中の知名度の高さは抜群です」
外資系金融関係者が海外での農中の存在感をこう語る。農中は、もともと農林漁業関係者への融資を行う政府系金融機関としてスタートしたが、今や「投資銀行」に変貌し、61兆円ある総資産のうち融資は10兆円程度に過ぎない。株や債券への投資が主たる業務で合計36兆円にのぼり、そのうち25兆円が外国の有価証券。サブプライム関連商品も相当額含まれている。≫
「ノーチュー」は農協を背景とした天下り機関である。
農林中央金庫
≪農林中央金庫(のうりんちゅうおうきんこ、英称:The Norinchukin Bank、略称「農林中金」)は、1923年に設立された金融機関であり、国内最大規模の機関投資家である。
特殊法人であったが、1986年に特別民間法人となり、農林中央金庫法を根拠法とする純粋な民間金融機関となった。しかし1986年以降も理事長は歴代農水省事務次官の天下りポストになっていたり、銀行免許を持つ金融機関でありながら金融庁ではなく農水省の所管となっているなど、通常の民間金融機関とは異なる側面を持っている。≫
特殊法人、独立法人、財団法人(天下り集団)に年間12兆円が特別会計から(税金)...
心ない連中から「アホウ首相」と蔑まれている麻生氏が2兆円のバラ撒きを計画したが、そんなことをしなくても政府は天下りに12兆円バラ撒いている。
天下り連中が何もしないでただ報酬を貰っているだけなら、国家の損失は12兆円に留まるのだが、実際には特殊法人、独立法人、財団法人は大幅な「赤字」を出している。つまり「お仕事」をしているのである。その結果約40兆円規模の無駄金が国民の懐から(税金や徴収金などで)毎年消えているのである。
国家予算規模の金額がこんなアホなことで消えているとは俄には信じられないだろうが…。
今回の1兆円も天下りのお仕事である。単にこいつらが馬鹿なのか、損をしたふりをして猫ばばしたのかはよう判らん。
天下り農林中金理事長“2億円豪邸”
農林中金、理事長報酬4100万円 金融強化法案の対象
(注)朝日ネタですが削除されているので「YAMACHANの@飛騨民主ブル新聞」よりリンク
水戸黄門に出てくる悪代官を地でいってますな。50万円の資金繰りに窮して倒産する中小企業も多い昨今だが、あるとこにはあるものだ。
ああ、もういやになった。興味のある人は以下の記事を勝手に読んでください。
●NYウォール街では「安物買いの銭失い」「ゴミ箱」と陰口
≪「ウォール街の金融マンの中には、常軌を逸した農中の買い方を心配する人もいましたが、何でも買ってくれる農中を“ゴミ箱”と呼んでいました」
1兆円規模の増資は、ムチャクチャな投資失敗の穴埋めというわけだ。農中は融資先であり、会員でもある全国の農協や漁協、森林組合、これらの連合会などから薄く広く集める構想だが、交渉にあたって紛糾するのは避けられない。ヘタをすれば、未曽有の金融危機の引き金になりかねない。≫
外資のカモ・農林中金…1兆円増資でも足りない実態
≪「農林中金は約3兆円の自己資本に対し、損失が発生する恐れがある証券化商品を約10兆円も抱えている。これは、自己資本を吹き飛ばすのに十分な規模だ。“導火線”に火がつく前に、公的資金を予防的に資本注入できるようにしておこうというのが、国会で審議されている金融機能強化法改正案の狙いだ」と金融関係者は指摘する。≫
農林中金、1兆円超増資へ…国内金融機関として最大級
≪農林中央金庫(農中)が1兆数千億円規模の増資を検討していることが26日、分かった。農中は資金を米国などで積極運用しており、世界的な金融市場の混乱で保有する有価証券の価格が下落。自己資本を手厚くすることで対応する。1兆円超の増資は、国内金融機関では最大級となる。≫
利権や天下りのお相伴にあずかれない人で自民党を支持している人には、心の底から「おまえ本当に馬鹿だなあ」と思わせていただきます。
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kyoppo
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