写真を見る限り、周辺にいるのは白人だが、赤ペンキまみれの裸女だけは北方アジア系である。
グリンピースの活動もそうだが、この手の活動の背後にはドス黒い金の流れがある。
日本でも反対運動や市民デモにことよせて背後で暴力団が暗躍している事例は多い。典型的な例は北朝鮮拉致被害者の会である。
今回のデモの主導者もいわゆる「環境マフィア」と呼ばれている。商業右翼の街宣活動と通じるところもあるだろう。
原文は英語なので、日本語訳を読んでみよう。
ビクトリア動物解放機構(ALV)の運動員たちは昨日、メルボルンで横断幕反捕鯨デモを実施した。
オーストラリア水域でのおよそ1000頭におよぶクジラの捕殺に抗議して、彼らは日本領事館の外で巨大な日本国旗を晒した。
真っ赤なペンキで身体全体を塗りたくった1人の女性が国旗の中央「血の海」に座ってる。日の丸のところだ。
200人ほどのデモ参加者は「恥知らず日本」、「捕鯨禁止命令」と書いたカードを掲げた。
ビクトリア動物解放機構(ALV)の反捕鯨運動員ノア・ハンニバル氏は、「成功」を宣言した。
「強烈なメッセージになったと思いますよ」と、彼は言う。
「私たちはゴングを持っていって985回打ち鳴らしました。殺されそうなクジラの数です。
私たちはこれまでいろんな手立てを講じてきましたが、穏やかな表現を心がけてきました。しかし、日本人捕鯨者はまるで聞く耳を持たないので、今後はより抗議の声を高めていくつもりです。クジラに銛が打ち込まれる光景は実におぞましい。この虐殺を止めるためには私たちは何でもやります」と、彼は言う。
領事館の反応はまだない。「彼らはドアを閉めてしまった。私たちは応答を待っています」
ビクトリア動物解放機構(ALV)
人種だけでなく全ての動物は分け隔てなく同等の権利を有すると主張する動物解放運動団体である。
過激な反捕鯨活動で悪名高い「シーシェパード」と親密な関係にあり、同サイト内でシーシェパードのページも用意されている。
シーシェパードと関係が深いようだ。というより分家か別行動隊だろう。彼らの資金源は推して知るべしである。
オーストラリアは南アフリカと並ぶ悪名高い人種差別国家だった。現在でもその風土は根強いのである。動物愛護にこと寄せた差別主義である。
オーストリアは未曾有の旱魃にみまわれ国内は疲弊しきっている。国民の不平不満も頂点に達している。先の総選挙でも与党だった保守政党は首相まで落選する惨敗ぶりだった。現在の与党は労働党だが、決してリベラルな政党ではない。
日本もそうだが、このような状況下では右傾化して排他主義的傾向が強くなる。
日本でバカウヨがはびこるように、オーストラリアでも狂信者が跋扈している。日本同様これらの馬鹿を煽ることで商売が成り立つのである。
頭のいい奴は騙しにくいが、馬鹿は騙しやすいのはいずこも同じである。
(記事)
日本領事館で捕鯨に抗議する横断幕デモ