真相世界(The truth world)

200609朝日新聞 飲酒運転記者を不当解雇 正義派を装った下劣新聞社 聖教新聞以下の正義観


本紙記者を懲戒解雇 酒気帯び運転で検挙

実に情けない記事である。朝日新聞の態度がである。不祥事が情けないのはもちろんだが、その処理はもっと情けない。

「何故不当解雇なのか?」こんなことを言うと「こいつ何言ってんだ?」と当然疑問に思う人は多いだろう。飲酒運転撲滅キャンペーンを担当し、一公人の社会的生命を抹殺する記事を書きながら、それ以前に自分が、酒気帯び運転で検挙されていた事実を隠匿していたのだ。これがばれたため大恥をかいた朝日新聞が激怒したのは当然であろう。

(参照)
マスコミの飲酒運転撲滅報道は「現代の魔女狩り」 キャンペーンに隠された邪悪な陰謀

にもかかわらず、「不当解雇」とは何事か? 

理由は、この記者は労働者かどうか、組合に加入しているかどうか、といことにも関連してくる。労働者である以上、雇用される権利を有しているのである。

社会派を偽装している朝日新聞にどれほど民主主義の理念があるのだろうか? 今回の事例を見る限り、ワンマン社長が経営している糞中小企業並みの労働倫理しか持ち合わせていない印象を受ける。 

朝日新聞の労働組合が、今回の懲戒免職を容認するならば、「お前らは単なる御用組合だ」朝日新聞自体前近代的な、民主主義を騙るにおこがましいボロ新聞社である。

最初に私の言いたいことを書きつづったので、ここまで読んだ人は、私の精神構造を疑っているかも知れない。もちろん承知の上で書いているのである。呆れた人はここでさよならしてください。興味のある人、暇な人は以下の文面に目を通してください。

まず第一に、「飲酒撲滅キャンペーン」自体を疑っているのである。飲酒運転による悲惨な事件が多発していることは私も承知である。現状でいいわけがない。罰則強化もやむを得ない。国民にモラル向上を訴えるのも当然である。 

しかし、酒気帯び運転の基準である「血中0.3mg/mlまたは呼気中0.15mg/lのアルコール濃度」について、あなたはその根拠について考えたことがありますか?

実はこんな基準は世界にどこを探しても存在しないのです。参考までに世界の基準は、呼気よりも正確な血中濃度が日本が酒気帯び基準0.3mg/mlであるのに対して、アメリカの各州で平均0.8mg/ml。ちなみにイギリス、カナダ、スイスも0.8mg/ml。フランス、イタリア、ドイツは0.5mg/mlである。

つまり、世界的基準では朝日新聞の記者は「酒気帯び運転ではない」のである。

「そんなことを言ったってここは日本だ。日本人である以上、日本の法律を守るべきだ。」確かに正論である。否定はしない。世界的に見て、日本人は酒に弱いことで知られている民族である。しかし、血中濃度0.3mg/mlという数値を無批判に何の考慮もせず容認してしまった無責任さは否定できないだろう。

個人差にもよるが、あなたが午後八時に晩酌でビールの大瓶を1本空け、翌朝午前7時に、車で通勤したら、検問で「酒気帯び運転」にされてしまう可能性があるのである。もちろん人によりけりであるが…。

一般的にはこんな事実は誰も知らない。懲戒解雇された朝日新聞の記者も、飲酒後12時間経過していた。

私は「この記者にまったく罪がない」、などと言うつもりはない。飲酒運転撲滅キャンペーン記事を書いている以上、私が書いたような知識ぐらい当然調べている義務はあったはずである。さらに、検挙された事実を隠匿し、他人の人格を葬り去る記事を書いた責任は重大である。社内規定に合わせて処分されるのはやむを得ないと思う。

しかし、懲戒解雇にいたるまでの責任があるかというと疑問である。記事を載せるという行為は記者単独の作業ではないからだ。あなたがサラリーマンで、この記者程度のチョンボで「クビだ」と言われたら、頭に来ないだろうか? 私がこの記者の立場だったら、不当解雇で告訴する。

「重大なミスではあるが、懲戒解雇までは至らない。」というのが私の見解である。人生経験上この程度のうっかりミスは誰しも数度はやってしまうのではないか? それを許さない社会機構は硬直化していてむしろ怖ろしい。

私が朝日新聞の経営者ならば、この記者をかばう。労働組合も不当解雇と判断して闘争すべきなのである。当然他のマスコミの格好の餌食にされるだろうが、飲酒運転の基準における矛盾点を世に公表して問題提起するだろう。

少なくとも、飲酒運転撲滅キャンペーンを張る以上、ごく一部の極悪非道の犯罪を単におもしろおかしく報道したり、公務員いじめの差別報道に終始する以前に、酒気帯び運転の具体的状況説明を報道し、国民の不慮の犠牲を防止する努力をすべきなのではないか?

マスコミの報道は起こってしまった事件を誇張して報道するだけで、防止活動は一切行っていない。警察も同様である。酒気帯び運転に関する情報を意図的に隠蔽しているとしか思えない。

カモが減るのを恐れているのだろうか? カモから奪った罰金は裏金になるのだろうか? 

警察やマスコミに対する不信感は募るばかりである。





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コメント一覧

平泉澄
基本的にあなたの意見に賛成します
aaa@aaa
前の方は、「少し過激な意見のように感じました……」と書かれていましたが、このブログの他の記事に比して、かなり抑制された筆致であると思います。

 飲酒運転がいいとはもちろんおもいませんが、健康増進法におけるタバコといい、今回の飲酒といい、かなりヒステリックなやり口だと感じています。政治も含め、日本はどんどん原理主義的な風潮が支配しはじめていると思いますね。
LGP
書き忘れ
http://ameblo.jp/designed-driver/
書き忘れていたので追記します。



飲酒運転を減らすため、指名ドライバーという考えを広めています。

http://ameblo.jp/designed-driver/

お酒を売る人も、飲む人も、飲まない人も参加できる飲酒運転対策です。
LGP
過激な意見ですが・・・
http://ameblo.jp/designed-driver/
興味深く拝見させていただきました。 少し過激な意見のように感じましたが、「防止活動は一切行っていない」というところに共感しました。

飲酒運転の取締は、検挙率の向上に繋がります。 被害届から捜査しなければならない事件の場合(例えば窃盗や傷害事件)では、「検挙率=検挙件数/被害届」になります。 一方の飲酒運転の場合には、一部のひき逃げを除けば「検挙率=100%」です。

警察は、検挙率アップに役立つ「飲酒運転検挙」を増やすのは、そういったことがあるのではないかと思っています。

違ったらごめんなさい。
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