第2Pの1分半すぎ。浜口は得点を認められず、試合を中断して猛抗議した。走り寄った得点掲示板を激しくたたき、自分の得点0を指さして「なぜ点が入らない」と叫んだ。
だが、判定は覆らない。入れ替わりに女子団長を務めるアニマル浜口氏が「得点がおかしいだろ、このやろー」と怒鳴って抗議したが、相手にされなかった。
審判団は抗議を受けても薄ら笑いを浮かべるだけで、規則になっているビデオチェックもしようとしなかった。卑劣極まりない露骨なイヤガラセである。
どうも、スポーツ界で日本人は国際的にバッシングを受けいているようだ。バッシングというよりもっと陰湿なイジメである。
先の国際柔道大会でも意図的に日本人に不利な判定が下されたのは周知である。今回の判定に対する判定も酷いものだった。
不思議でならないのは、主催者側が誤審を認めているにもかかわらず判定が覆られないことである。一体どうなっているのだろうか?
日本人は国際大会では他国に較べて紳士的である。言葉の壁があるので引っ込んでいるせいもあるだろうが、あまりアピールに熱心ではない。以前ほどではなくなったが下手であることには替わりがない。
一方日本は金持ち国なので国際大会でも相当額の負担金を払っている。常識的には金を払っているところは発言権が強いはずである。
にもかかわらず、ジャッジトラブルやルール改正などで、日本の意見はことごとく相手にされていない。ルールなども日本に不利なものに一方的に変えられてしまうのが常である。
何やら国連での日本の立場を連想してしまうのは私だけだろうか?
金を払っている強みを最大限に生かせる外交手腕に期待したい。
(記事)
京子“誤審”負け「なぜ?」/レスリング
女子72キロ級代表の浜口京子(29=ジャパンビバレッジ)が微妙な判定の末に、01年大会以来5大会ぶりにメダルを逃した。昨年決勝で敗れた王者ズラテバ(ブルガリア)と2回戦で対戦。第2ピリオド(P)で投げを得点とされず、審判に猛抗議したが判定は覆らず0-2で敗れた。敗者復活戦2回戦も世界大会6年ぶりの屈辱のフォール負け。9位に終わり、今大会で北京五輪出場枠も獲得できなかった。63キロ級の伊調馨(23)は前日の55キロ級吉田に続き女子2人目の大会5連覇を達成。48キロ級を制した姉千春と3度目の姉妹アベック金を獲得した。
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