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サークルと並行しながら、健康食品のお店のお客さん達とも仲良くしてもらっていた。
特に店長さんが魅力的な方で、仕事での悩みなどを話し、どうすれば自分が心地よくいれるかたくさん教えてもらった。
また、健康関係の本を紹介されてたくさん読んだ。
私はここで、おしゃれの楽しさを知った。
これ、派手じゃないかなぁと思う洋服にもチャレンジしていった。
派手な洋服を着ると自分じゃないみたいで落ち着かなかったけど、楽しかった。
一緒にダンスをしたり、神社参拝ツアーを組んだりして楽しく過ごした。
ある時、みんなで旅行をした事があった。飛行機の座席で、前に座っていた店長さんが、後ろを振り向き「あなたって、根が真面目だよね。だから、素の顔は怖いよね。」って急に言われた。
私の頭の中は「????」
えっ、今それ必要な言葉?
それから、マウントを取られるような言葉が、気になりだした。
「うざい」「ダサい」などなど。
笑顔で言われても、心に残る。
健康食品を買って、お金を払っているのに、なぜここまで言われなくてはいけないのかなぁと思い、少しずつ距離を取り始めた。
私の中に店長さんと仲良くしたいという気持ちが大きすぎて、相手にとっては自分のファンぐらいに思うようになったのだろう。依存していたのだと今ではわかる。