連れ合いといつもの神社に参拝した後、
通り道にある神社にどうしても寄りたいと思った。
駐車場には、きれいな猫がいた。
声をかけると、「ニャー」と返事をして車の近くで、寝転んだ。
階段を登って本殿に近づくと、茶トラが、「ニャーニャー」鳴きながら近づいてきた。
「こんにちは」と声をかけると本殿の前に座り、ゴロゴロとのどを鳴らしている。
お参りしている間も、ずっとご機嫌だった。
「さようなら」と声をかけても、ずっとゴロゴロ喉を鳴らしたまんま、本殿の前に寝そべって私達を見送ってくれた。
あの猫は、神社の前を何回も素通りした私達を「よくきたね」と迎えてくれた神様かもしれないって自分に都合よく考えている。