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株のデイトレードと食事

沈香(じんこう)

2011-02-14 21:19:19 | 小説
尼太郎さんからいただいた写真は沈香(じんこう)でござりまする。沈香(じんこう)とは何ぞやといつもの得意の切り貼りで。

熱帯産のジンチョウゲ科アキラリア属の常緑喬木の幹から採取される香木。インドからインドシナに分布するジンコウ(Aquilaria agallcha),ミャンマーからボルネオにかけて広く分布するマラッカジンコウ(A.malaccensis),タイのシャムジンコウ(A.crassana),中国南部のシナジンコウ(A.sinensis)など,多くの種類があるが,ベトナム産のAquilaria agallcha が最も評価が高い。
 この樹木を沈香樹と呼んでいる。沈香の名は,上質の樹脂分の多いものは水に沈むことに由来する。また,沈水木(ジンスイボク)又は沈水とも呼ばれる。
 貿易名で Eagle Wood の名がインド,ビルマなどで使用されているが,樹脂化したものは Agar wood と言っている。

沈香はそのままでは香気は弱いが,熱するか燃やすと強い芳香を放つ。古来薫香(くんこう)として賞用。沈香は,ベンジルアセトン,高級アルコール,テルペンなどからなる樹脂を約50%含み,燃やすと特有の芳香を発することから,仏教をはじめとする宗教儀式に用いられ,また日本の香道の主役とされる。薬用としては喘息,嘔吐,腹痛,腰やひざの冷えなどに用い。鎮静や疲労回復の効があるとされる。【百科】
5  メモ
・  伽羅(きゃら)は沈香の特に上質のものを区別して呼ぶ名称である。江戸時代には腹痛をなおし,精を増す薬にもされたという。東大寺正倉院御物の蘭奢待(らんじゃたい)はその最高品。日本では昔から珍重され,何であれ良質なものをさして,伽羅油,伽羅下駄などと呼んだ。伽羅の語はサンスクリットのカーラーグルの語頭を音写した語とされる。
・  蘭奢待は奈良時代に中国から伝来した香木。正倉院宝物。最上の伽羅で,香道では「東大寺」と称する。足利将軍の義満・義教・義政,織田信長,徳川家康らが小片を切ったとされる。なお蘭奢待の字画には東大寺が含まれている。


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