つづき
病名が分かるまでの毎日は
朝起きて布団に潜り込んだうたちゃんを確認して
口元までご飯を持っていき目やにをふき取り
仕事に行き
帰ってきたら布団に潜り込んだうたちゃんを確認し
口元までご飯を持っていきなんとか食べさせる毎日でした
3キロあった体重が1.7キロになっていました
この頃うたちゃんが食べるのはチュールとニュートロのパウチのみでした
余談ですがこの経験からニュートロのパウチを約1年間やめられなくなります(私の気持ちの問題です)
転機があったのは忘れもしない2023年1月16日
いつもは土曜日に病院に連れて行くのですが、私も疲弊していて土曜日に行けず
月曜日に仕事を休んで病院に連れて行った日です。
曜日が違うからか見てくださった先生が副病院長にグレードアップ
ここでやっとFIPのことを聞きました
この短期間でこれほど体重が落ちたこと、薬を飲んでも飲んでもよくならないことから
おそらく程確定でFIPだろうと告げられました
ただこの病院では確定診断も治療もできないこと
本格的な治療をするには大阪か広島まで行く必要があること
その治療には軽自動車が買えるくらいのお金がかかること
も一緒に教えてくださいました。
その時の自分は軽自動車っていくらだっけ…とどこか現実的ではない感じ
会計待ち中にじわじわときて家に帰ってからはぼろぼろに泣きました
ベッドに突っ伏して泣く私の腕の中に入り込んでくるうたちゃんにまたも号泣
恥ずかしい話すぐには決断できませんでした
背中を押してくれたのは仕事を休職していて昼でも電話がつながった
高校時代のアルバイト先の先輩でした
お金はこれから何とかなるかもしれない、運転がだめでもバスでも電車でも手段はある
ここで行かなければうたちゃんはどうにもならない
と冷静に話をしてくれました
本当に感謝しています
ひとりでは冷静に決断できなかったでしょう
午前休のみだった休みを一日休みに変えてもらうため泣きながら電話を掛けた私に
何も言わずにいてくれた職場の人にも感謝してます笑
毎回毎回長くなってしまって反省…
次回、どきどき初めての高速道路の巻
診断がつく前日のうたちゃん
がりがりで背骨もごりごり、目も半開きで白く濁っていました
ずっと小さく小さくまるまってました