ハルゼミ
2020年5月 新潟県
ハルゼミの名の通り、春に出現するセミ。この辺りでは4月下旬~6月上旬にかけて見られる。
低山帯のアカマツに依存しており、松枯れなどから生息地が減少し、各地で絶滅危惧種にも指定されている。
この日は、仕事帰りに急に「ハルゼミの羽化が見たい!」と思い立って急遽山へ。
羽化は見たことがなかったが、予想は見事に的中し3頭も見つけることができた
1頭目。アカマツの高さ1メートルくらい。♂。(21:10)
2頭目。アカマツの高さ3メートルくらい。♂。(21:13)
3頭目。道の脇の杭の高さ50センチくらい。♀。(21:20)
見つけた時間は夜9時過ぎで、みんなまだまだ時間がかかりそう…
なので、一度帰宅し、暇つぶし要員として某さとみ氏を召喚追加個体や他に目標としていた副産物を見つけてくれることを期待したが、ホントにただの暇つぶし要員で終わってしまうとは
今回の場所は比較的近いので10時過ぎには現地に到着。
1頭目。仰け反りのピーク。(22:09)
2頭目。コイツは翅が伸びるスピードも速く以後あまり変化なし。高く、観察しにくかったので光などのストレスが少なかったからか?(22:11)
3頭目。これも仰け反り真っ最中。(22:15)
待っている間、捜索範囲を広げたが追加個体は見つからず、立ち枯れの皮などを剥いでカクホソカタやアリヅカ、ゴミダマなどを採集。
3頭目。気が付いたら無事に脱出しぶら下がっていた。(22:52)
1頭目。こちらも無事に脱出していたが、翅の伸びが左右で明らかに違う。不全にならないことを祈る。(23:08)
3頭目。無事に翅も伸びきった!(23:21)
1頭目。心配していたがこちらも無事に翅が伸びきった!!(23:35)
というわけで、無事に羽化が見れたので帰宅。次の日は案の定寝坊したので予定を大きく変更した
今回観察して分かったのは羽化後のハルゼミがめちゃくちゃ綺麗だと言うこと。
春のセミらしく、淡い桜色がとっても綺麗。アブラゼミは淡い緑、エゾゼミは淡い黄色と種類ごとに異なっているのもいい。
こうなると地元のセミは全部羽化を見てみたい。地元最難関はエゾハルゼミか?チッチも何気に難易度高い。
月とエゾハルは非常に神秘的ですね
こちらはエゾが付かないただのハルゼミでございます。
そちらはもうエゾハル出るころですかね?こちらは低標高にいないので出るまでもう少しかかりそうです。
写真、褒めていただきありがとうございます!
また褒めてもらえるような写真が撮れるようにカメラも少しずつ勉強していきたいと思います。