オリンピック招致に関しては、イスタンブール優勢が伝えられているが、最近の体罰がらみの問題で、東京は目がなくなった。大阪の高校体罰事件を皮切りに、次から次へ。決定的にとどめを刺したのは、女子柔道だろう。 問題発覚後のJOCの甘い対応、更に柔道連盟の指導者重視・選手軽視の体質など、積年の問題点が明るみに出た。監督の更迭は当然だが、問題をすり替え、諸悪の根源は訴え出た女子選手にあるというような、見当違いの議論にしてはならない。