最近外来動植物の駆除を進めるべしとの声をよく聞きます。大筋において、わが国固有の自然を守るという意味から賛成ですが、実は厄介な問題だと思います。
卑近な例ですが、当地では手賀沼の白鳥が問題になります。ここの白鳥は「コブハクチョウ」で渡りをしない定着外来種です。しかしながら、長年手賀沼に住んでおり、地元の人々に愛されており、今となって外来種というだけで、駆除するのは住民の大反対がありそうです。行政は偽卵を抱かせるなどして、増えないようにしているらしいです。
同じ外来種でも、ざりがには駆除されたようで姿を見ません。私が好きなかんなも明治期にやってきた外来種です。駆除の対象なのかな。