昨日都内で、上記行事が「ASEAN50年の挑戦と課題:ASEAN共同体と経済統合」という副題で開催された。経済とビジネス面からASEANを取り上げている。
ASEAN各国と長年にわたり、ビジネスを行ったものとして、経済面の「統合」は予想以上に進んでいると思う。具体的には関税がこれ以上下げられない水準まで下がっていることが象徴している。
一方政治面では、経済面のようには進んでいないと思われる。先日のASEAN外相会議でも見られるように、南沙群島の問題について、中国に対し毅然とした対応が取れていない。
1 ASEAN10加盟国の多くが、どちらかと言えば「緩い」国。2 ASEAN全体としても「緩い」面がある。 3 全会一致を原則としている。
上記を踏まえ、中国が資金提供により、特定の国を「代弁者」にし、全会一致の結論を妨げているように見える。東チモールの加盟もそう簡単ではないように思うが、どうだろうか。