キノコは確かにうまい。しかし毒キノコは危険だ。
わが国の古典「今昔物語」には毒キノコで苦しんだ例がいくつも出てくる。近くの船戸の森にも、いろいろなキノコが生えており、食用になるか毒キノコか判別できない。
今は昔、椎茸は輸出品であった。若いころ椎茸を勉強してくるようにと、当時日本最大の生産者であった大分県椎茸農協に数日間派遣された。
春にとれる「春子」、秋にとれる「秋子」、肉厚で丸っこい「冬菇」、うすべったい「香信」、その中間の「香菇」、高級品の「天白」とか「茶花」など、今でも覚えている。その後人事異動で、椎茸とは縁が切れた。
最近は椎茸は輸出品でなく、中国から大量に輸入されているようだ。