先日の断捨離に関し、私も何かせねばと思い屋根裏を点検した。地理、紀行、探検の本が多いのだが、これらは処分できない。こんな貴重品が出てきた。そのうち再読しよう。
下記写真の左側はコリン・フレッチャー著「The Complete Walker」の第3版、右は故芹沢一洋氏による第2版からの翻訳。「遊歩大全」とは実にうまい訳を考えたものだ。
前世紀バックパッカー全盛時代の教科書として、よく読まれたらしいが、第3版でも1989出版と、今では古くなってしまった。用具解説などはたしかに古いが、著者のウオーキングに対する熱意は今でも立派に通用する。本書は著者の逝去により、第4版が最終となったそうだ。
日本語訳「遊歩大全」はその後別の出版社から再発行され、現在アマゾンで入手可能のようだ。