手賀沼日記

貿易講座 96 Freightと Carriageの違いについて

久しぶりの貿易講座です。
熱心な初心者から、FreightとCarriageの違いは何かと質問を受けることがあります。インコタームズを勉強したうえでの質問ですが、実は大方の解説書ではこの違いを説明していません。たぶんその違いを知らなくても、実際の取引において困ることはないからでしょう。

両方とも輸送サービスに対する対価ですが、インコタームズには厳密な定義はないようです。しかしながら、下記のように明確に使い分けられています。

Freight運賃は水上輸送、 Carriage輸送費は水上、航空、陸上を含むすべての輸送を対象としていると考えられます。したがってFreight運賃は CFR 運賃込(---指定仕向港)条件、および CIF 運賃保険料込(ーーー指定仕向港)条件に、Carriage輸送費はCPT 輸送費込(ーーー指定仕向地)、CIP
輸送費保険料込(ーーー指定仕向地)条件に明記されています。

別の表現をすればCFRとCIF条件は「海上および内陸水路輸送のみ使用できる」ことになります。

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