手賀沼日記

体制の違う国との取引―貿易講座125回

数日前の日本経済新聞トップページで報じられていたが、体制の違う国との国際取引では、いろいろ問題が多い。
取引が順調な場合は、特に体制の違いを感じることはない。しかし問題が起これば、常識的な解決が不可能な場合があり、つくづく体制の違いを感じるものだ。

そのひとつに、紛争解決の問題がある。裁判のホームタウンデシジョンは話題にされて久しいが、もともと中国では三権分立ではない。国際商事仲裁は、国際条約もあり比較的に公平と言われるが、実際には中国国営第企業に有利な判断が多いと言われる。ただし、私が関与した仲裁案件では、公平な判断が出された。

一言でいえば、カントリーリスクであるが、海外進出のための調査を行って、色々な問題点に対する対処法を検討したうえで、最後に残る厄介なリスクだ。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事