先月岩波新書の1冊として、大津透氏著「律令国家と隋唐文明」が発行されました。当時の我が国が、隋唐(特に唐)の制度を取り入れてゆく過程が興味深く、大変勉強になりました。
すでに多くの方々が書評を書いており、私は書かないことにします。ただし、一歩も二歩も外れた点から、少々述べたいと思います。
私がこの時代について知りたいのは、当時の交通や物流の実態です。当然今とは大違いですが、人間の交通や物資の輸送は行われており、それがどのように行われたのか。中央政府として、各地の国造などを招集することもあったでしょう。また税物の輸送も重大事です。具体的にはどのように行われたのでしょうか。
すでに研究されており、私だけが知らないのかも知れません。古代の東海道は、道幅も広く、中世の道よりはるかに立派と言われ、その遺構が手賀沼地域にも残っています。
以下余談です。
本日は私の誕生日、年は取りたくないものです。先の見えない新型肺炎、景気後退など踏んだり蹴ったり、来年のオリンピックも難しいのでは。