大田市大森町羅漢「御前そば」 【821】

島根県の粗真ん中あたり、大田市内から県道46号線を南下し「石見銀山」を目指す(標識に従い車を進めてください) 石見銀山の入口となる「大田警察署・大森駐在所」から「町並み地区」に入り、川沿いを約2㌔進んだ「五百羅漢」の袂にある町屋風建築が目印のお蕎麦屋さんです。

おやじが説明する必要は既に無いとは思われますが「石見銀山」は2007年ユネスコの世界遺産に登録され、それ以降島根県を代表する「観光地」の一つとなっており、年間約43万人(平成24年調べ)の観光客が訪れます。

地元の宮大工が石見銀山をイメージして「創作」したという店内は、独特の「和みの空間」が演出され、落ち着きと温かみを感じることが出来ます。

おしながき。
観光地にありがちな高額な値段設定ではなく、全体に値ごろ感が見て取れます。
その中でおやじが選んだのはコレ!

「割子そば定食 ¥850」
割子2枚、いなり2つ、吸い物、小鉢2つとバラエティー且つボリューな定食で、観光地でこのお値段はホント立派です。
おいなりさんは何とも素朴な味わいで、小鉢2つも「田舎料理風」の味付けでマズマズ。

肝心の割子蕎麦だが、二八あるいは三七で機械打ちと思われチト残念。 観光地のど真ん中にあるのだから、そこは「手打ち」に拘って、より良い物を県外のお客さんに提供して欲しいな。

五百羅漢の入口。
崖を刳り貫きお堂が造ってあり「福光石」で彫った羅漢像が収められています。 石窟の前を流れる「銀山川」の支流に架かる珍しい「反り橋」は、異国情緒を醸し出しており独特の風情があります(写真に写っていなくてゴメン)

本堂の「羅漢寺」
1764年に建立された高野山真言宗のお寺です(五百羅漢への入場は此処で拝観料を収めます)
五百羅漢以外にも「石見銀山資料館」「勝源寺」「熊谷家住宅」「清水谷精錬所跡」等、見所がたくさんありますので「美味しい物」をいただきながら、ゆっくり散策するのはいかがでしょうか。