滋賀県長浜市元浜町8‐26 「鳥喜多」 【1090】

NHK大河ドラマ「黒田官兵衛」のゆかりの地として知られる長浜市の、JR北陸本線「長浜駅」を下り、続く駅前通りの徒歩3分(約200㍍)のところに在る、長浜いや滋賀県を代表する「美味しい物」の名店です。
その前にチョット寄り道して、一筋角を入った古い街並みが残る「北国街道」沿いに、威風堂々と聳える浄淋寺の鐘楼(太鼓楼)を見学しました。 その重量感に圧倒されますね。

此処は内部が非公開となっているため、街道筋からのみの眺めになってしまいますが、この櫓の存在が、辺りの雰囲気を遥かな別世界へと導いています。

お店の佇まい。 見た目は何処にでもある街の食堂と言う感じですが、週末は間違いなく長い行列が出来ます。 この日は平日のお昼閉店前(2時前)でしたので、流石に行列は途絶えていましたが、、、

あにはからんや店内は満席状態でした。 「外は熱いでしょう」とスタッフの方が、店内で待たせてくださいました(その後も、次々とお客が入ってきました)

壁面のメニュー札。
やはりコレを見ても、何処にでもある食堂ですよね、価格を含めて。

おしながき。
コチラにはおすすめ品の解説が、付け加えてあります。

「親子丼 ¥580」
お目当ての丼が登場!(着席まで約20分待ちました)
その所作に独特のオーラを感じるのは、おやじだけでしょうか?

4時間かけて取ったダシで煮た鶏肉と、とじ玉子は実にホンノリした優しい味であり、化調に慣れ親しんでいる現代人に、本来の自然の旨味をさり気無く訴えかけている。
無心に口に運び、ホンの3~4分で胃袋に収まってしまったが、ダシと鶏肉の穏やかな旨味が、その後舌に1時間以上残像が残り、この丼の凄さを改めて感じることとなった。
当然こんな丼、おやじは今まで体感したことが無く、最後は凄いと言うしか表現できなかった。
古き良き街並みが残る北国に、これだけの丼が存在するとは、、、参りました!