滋賀県彦根市立花町1‐8 「献上伊吹そば つる亀庵」 【1089】
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幕末の大老、井伊直弼で有名な井伊家(直継・直孝)により、約20年の歳月をかけ琵琶湖東岸に築城した国宝「彦根城」を有する彦根市の、城郭・中堀沿い(お堀端)に在るお食事処です。
おやじは20~30代にかけ全国の城郭を巡りましたが「彦根城」を訪れたのは27歳のときでしたので、あれから実に27年ぶりの「再会」となりました。 これからチョクチョク「彦根市」の美味しい物を取り上げますので、その折に本丸・櫓・馬屋等も合わせて紹介したいと思います。
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城郭の周囲は当然美観保全地区に指定されていますので、町家風建築で景観を壊さないように配慮されています。
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重厚な梁が交差するけやき造り風の店内は、独特の雰囲気と落ち着きがあり、ゆったりと過ごすことが出来ます。 尚収容能力は、団体専用の2階座敷も合わせ、約110名を誇ります。
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メニュー表。
「伊吹そば」と称す名物蕎麦をメインにトッピングを変え、冷・温・変わりと、各種取り揃えてあります。
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こちらは夏限定メニューの「近江鶏天大根盛りそば」
地元産「近江鶏」の天ぷらと、夏ダイコンを蕎麦に織り込んだ清涼感漂う一品。
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ご飯もの、おつまみ類もあり、結構バラエティーに富んでいます。
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伊吹そばの薀蓄。
江戸時代、徳川家への献上品の一つとして「伊吹そば」が含まれていた云々と、解説してあります。
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席に着くなり運ばれてきた、韃靼そば茶と蕎麦かりんとう。 サワリの演出はナイスです。
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「近江鶏天大根盛りそば(並盛り) ¥1,350」
どうしてもおやじは「限定品」に弱く、デフォの盛りそばか、どちらにするか迷った挙句、、、
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前述通り、ダイコンの千切りが織り込んであるのでササッと取り除き、蕎麦だけ啜ってみる。 お店の規模と見た目の所作で、容易に「機械打ち」と判断できたので、コシ、舌触りは始めから期待してはいけない。 但し、蕎麦粉には拘りが垣間見え、素性のよさがよくわかり、且つ上品さも持ち合わせており、出来れば本手打ちで頂きたいと思ったほど。
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近江鶏天と野菜天の盛り合わせ。
近江鶏は塩麹で漬けこんであるため、素直な肉質に円やかさが加わり、優しい味わいが引き立ち、食べていて何だかホッとします。
観光地なので少々高めの設定なのは仕方ないが、それ程ビックリする価格でもなく、全体的にはバランスが取れていると思う。 規模的に手打ちは難しく、それを素材の良さでカバーしてあり、蕎麦自体のレベルも合格点と言えるでしょう。
お城観光の後、一息入れるにはもってこいのお店ではないでしょうか。