オレッ!
日付上昨日になりますが、
DDT後楽園大会に行ってきました。
やはり、プロレスはいい。
いや、プロレスに限らず、生観戦のスポーツは楽しい。
なんかいろいろ忘れかけていた体内のアドレナリン的なものがふつふつと沸き立つ感じです。
ちょっと嘘つきました。
さてそんな中でもエル・ジェネリコvs飯伏幸太の試合について。
前回の後楽園大会で飯伏からジェネリコがベルトを奪取。
それによって非常に珍しいことに、
今回が今年3回目のシングルマッチとなりました。
WWEなんかでは同じ組み合わせのシングルマッチは日常茶飯事ですが、
年間100試合前後の日本のプロモーションで、
同じ組み合わせのシングルが3試合続くことはかなり異例。
シングルリーグのあるメジャー団体ならまだしも、
それなりに人数がいて興行数もそれなりのDDTではかなり珍しいこと。
普通ならインディー団体では飽きられる危険性があってこんなカードはなかなか組まないわけですが、
この組み合わせに関してはやはり特別というかなんというか。
当たり前といえば当たり前なのですが、
まったく同じ試合にならないのがすごいところ。
1回目は飯伏が復帰戦でコンディションに不安があること、
ジェネリコが久々の来日であったこともあり、
なんとなく両者の「顔見世」的な試合になった感じがありました。
(それでも十分面白かったが)
そして先月行われた2回目のシングルは、
両者の状態が万全であること、手の内を互いに読みあう緊張感、
飯伏が新味を見せる一転集中攻撃・・・
などなどあり、非常に洗練された試合内容に。
決して特別なことはしないものの、
なぜか新鮮味にあふれた試合となりました。
が、結果はまたしてもジェネリコの勝利に終わり、
「万全の飯伏」が敗れたことが、
多くのファンを驚かせました。
(個人的には今のところ年間ベストバウトです)
で、今日の3回目。
なんとなく。
なんとなくではありますが、
テーマは「セオリー崩し」だったように思います。
互いにお決まりの技を繰り出させず、
予期せぬタイミングに予期せぬ技を見せ、
それがまたファンの度肝を抜く。
それはフィニッシュも、結果もそうだといえた気がします。
ついでにいえば、この試合は前の二試合とやはり違う毛色。
ほとんど同じ技を繰り出しているにもかかわらず、
まったく違う面白さを持ったものになりました。
個人的にはジェネリコが大好きで、
今回の選挙も8月の段階でジェネリコに投票してました。
なぜなら誰とでもどんな試合でも完璧にいい試合をしてくれるから。
さらに言えば、いつも見ているはずのものを新鮮に見せてくれる、
そんな技術を感じます。
ぜんぜん選手としてのタイプは違いますが、
なんとなくディック東郷を見ていた気持ちと似たものがある。
3回目のシングルということで、
さすがに飯伏が勝つだろうと思っていたこともあります。
そしてやはり、いつかはやり返してほしいと思う気持ちもあります。
それでも、今はこの”ジェネリックルチャドール”が日本にいてくれて、
DDTに来てくれて、
すばらしい試合を見せてくれることが、
ただただ楽しくてならないのです。
で、今一番見たいのは、ベッタベタですが・・・
ジェネリコとケニーの試合が見たいです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます