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エキプロ5で遊ぶブログでした。もはやその名残りはほぼない。

ネット・プロレス大賞2017①[最優秀新人]

2018-01-19 02:00:00 | スポーツその他
例によって例のごとく、今年も投票いたしました
ネット・プロレス大賞2017。

2010年にうっかり「マッスルハウス10」の感想を
このブログに載せたところから、
「プロレスについても書いてるし、大丈夫だよネ☆」
という心持ちで投票を始めて早8年。

今年はもうたくさんある感想を忘れないよう、
逐次メモをしながら進めてきましたので、準備万端です。

しかし、1月18日(木)の結果の公表に向けて、
詳細な感想についてまとめておくのを怠った。
別に誰も困らないけど、自分のためにまとめてるので、
俺が困る。

と、言うわけでなんとか、
集計結果公表に合わせて、投票内容をまとめておきたいと思いました。

間に合いませんでした。



【最優秀新人】

自分の中での選考に中々に悩ましかった部門の一つ。

なんとなく自分ルールとしては
・一昨年後半〜昨年中に初めてみた
・3年内のレギュレーションは守りつつ、キャリアが若い選手優先
・自分で一度投票した選手は極力投票しない
みたいなかんじ。

一昨年は怒涛の新人デビューラッシュでしたが、
その新人たちの、二年目も凄かったよね!
ってことを後述しようとは思いますが、
しかし、今年の“新人賞”候補たちもまた、凄かった…



1位 伊藤麻希(東京女子プロレス レギュラー参戦)
2位 紺乃美鶴(我闘雲舞)
3位 野崎広大(九州プロレス)



1位は一昨年から決めていた。





2016年12月デビュー、福岡を拠点に活動するアイドルグループLinQのメンバー…
だったのだが、その後なんやかんやあってグループを離れた、
“戦うクビドル”伊藤麻希を、2017年の新人賞1位に推薦いたします。
たぶん、観たことある人はほぼほぼ異論はないのではないでしょうか。





[蹴りをヘッドバットで迎撃する伊藤麻希。“アイドルプロレスラー”のはずなのだが。]

デビュー早々からすでに唯一無二の存在感を放ち続けている伊藤麻希の魅力について、
須山浩継さんの言葉を借りるならば、伊藤麻希は“弱いし、上手くない。でも、心動かされる”。

“カリスマ性”という言葉で括るにはなんとも持て余すこの感覚、
個人的には、“怪物”以外に形容が見つからないほどの、感情と存在力の塊。

リング上で彼女は自己啓発めいたことを説法することがあり、
「世の中のやつ、ツライこと、悲しいこともあるだろう。でも、死にたくなったら、伊藤を見に来い!!」
という言葉にしかし、これ以上なく説得力がある。


[アカペラで「♪もう恋なんてしない」を歌って入場し、「♪Ultra Soul」を歌って会場を去る伊藤麻希]

彼女自身は大仁田厚にシンパシーを感じているようですが、
個人的な見解としては、大家健に限りなく近い存在感。
でもデビュー一年が経過して、そのカテゴリにも当てはまらないかもしれない。
デビュー1年にして、今まで見たことのない類の存在感を発揮する、怪物。
伊藤麻希は、伊藤麻希であるとしか形容ができない、何者か。





そんな“戦うクビドル”伊藤麻希が、2017年のプロレス界に最もインパクトを与えた新人として、
心の底から推挙いたします。



2位に推薦するのは、“我闘雲舞の新星”紺乃美鶴。



2016年10月に27歳でデビューした、
スラリとした長身と柔軟性を駆使して戦う、我闘雲舞の遅咲きの新人。

最初の印象は、キレイなお姉さん。



デビューから同期にあたるアーサに差をつけられ、
勝ち星にも恵まれずもがく日々が続いたように思います。
また、月に数少ない頻度で行われるリングでの試合では戸惑う場面もしばしば。
柔軟性を生かした関節技の展開は実に見所満載ですが、
仕事を持ちながらの試合ということもあって長い目で見るのかな…
という印象がありましたが、いやいや。

そんな逆境が、彼女の本性を剥き出しにさせることになるとは。



当初は市ヶ谷での試合も“参戦できる範囲で”ということで
不定期参戦だった美鶴さんは、いつしか毎週のようにいるなと思ったら、
座談会で「実は、仕事を変えまして。」
…ふぁ?

そして、定期参戦が当たり前となった美鶴さん、
ガトムラインや誰でも女子プロレス(後述)の動画に
なんか度々見切れるなあ、と思っているうちに、
秋口あたりからプロレスの動きがミルミルアイデア豊富な感じに上達し、
お?と思ったある日の座談会。

「先日行われたリングでの練習で、大人に小学生が混ざった、というほどついていけなくて、それが悔しくて…。」

で。



「私、紺乃美鶴、再び!転職しました!!」

ふぁーーーーーーっ!?



そもそも美鶴さん、普段はそこそこに語学も嗜み、
手話もできるという多彩な文系おねーさんですが、
学生のころアルバイトしていたファミレスで髪型について客からクレームを受けた際、
客側の言い分に賛同した店長に腹を立て、その場で「辞めます」と宣言し
クレーム客の眼前に座り、徹底抗戦した…
とか、度々紹介されるエピソードがギラついていて、
如何にも触るもの皆傷つけた感が凄まじい。

実際座談会でも触るものをそこそこに傷つけていて、



・「財力!」(対戦する真琴に勝ってるものは?というさくらの質問への回答。)
・「社会人舐めんな!」(美鶴が仕事をしてる間もプロレスを続けた自分の方が成長している、と主張するアーサに。)
・「米喰え!」(自炊でもち麦を炊くアーサに。)
・「テメェ脚短えんだよ!」(さく、に。)

凄まじい口撃…いや、攻撃力。


[みつるおねえさん]

というわけで、“狂気の沙汰ほど面白い(アカギ)”、“やりすぎくらいがちょうどいい(澤宗紀)”という、
偉人(?)たちの箴言に則って。

プロレスと出会い、プロレスにのめり込んだ挙句、
およそ半年間で2度、転職するという蛮勇を奮った
エキセントリック社会人・紺乃美鶴を今年の新人賞2位に推します。



3位は、12月の遠征一発で決定。
九州プロレスの誇る、これもまた怪物、野崎広大。


[12.2アクロス福岡:身体の厚みだけで充分な説得力]

170cmと身長はさほどでもないながら、
120kgのガッチリとした身体、あまりにも太い大腿、どうみても堅気に見えないモヒカンのスタイルですが、
これでも弱冠20歳。

同年代には質量1/3、キャリアは10倍の里歩さんがいます。
なんだこの幅が広すぎる世代感。

以前からTLで野崎広大がすごい、九州プロレスが面白い、
と見かけ続けて我慢ができず、火野裕士との一騎打ちの決まったところで決意して、
12.2九州プロレスアクロス福岡大会をみるためだけに福岡遠征を敢行。
結論から言えば、4万円の価値がある買い物でした。

ぜひ。
おすすめ。

昨年FREEDOMS佐々木貴の呼びかけで始まった“群雄割拠”を見れば明らかなように、
また、大阪プロレスプロレス教室出身者や、名古屋の各プロレス団体及び出身者の活躍を見れば明らかなように、
インディーやメジャー、地方と中央の違いなんて、
もはや瑣末なものに過ぎなくなっている…
というか、今、日本各地に、見に行く価値のあるプロレスラーが続々と現れています。




[12.26群雄割拠:琉球ドラゴンプロレスも今年中に行きたい
あと、木下亨平は竹下幸之介と“コウフィニティ”というタッグを組んでたらしい]

それが喜ばしいことである、と同時に思い知ったのは、
“ファンであること”のリスクの高さ。
見れば見るほど、知れば知るほど、“ファンでなくなる”…いや、
“ファン活動の終わり”のリスクを
沢山抱えている、ということ。



よもや年末だけであれだけたくさんの“別れ”を経験するとは思いもしなかった。
この“受け止め方”について、個人的にはまだまだ勉強不足だなと思い知ってます。



その他に投票の候補は、
・伊藤貴則
・芦野祥太郎
・アンドレザ・ジャイアントパンダ
・桃野美桜
・ロッキー川村
・川村虹花
・星野真央

最初はW伊藤のワンツーを考えていました。


[9.2横浜文体:まさしく風貌がケビン・オーウェンス]

伊藤貴則はとにかく一発見たインパクトが素晴らしく、
柔軟性のある投げ技や体格を生かしたあたりの強さ、
体格から想像できない多彩な蹴りと、
なんというか、“和製ケビン・オーウェンス”と言う他ない存在感。

伊藤麻希がなんとなく存在感で大きく抜け出したこと、
紺乃美鶴&野崎広大の猛追、
もはやもう部門飛び越えたんじゃないか感、
などなどで票が回せませんでした。
スマナイ。

ただ一つ、1期生から木村花、才木玲佳、立花誠吾を輩出し、
2期生に伊藤貴則がいて、王者がキャリア3年目という芦野祥太郎である、Wrestle-1。
凄まじい才能の宝庫なので、是非一度ご観戦されることをオススメしたい。

アンドレザさんはボクが特に何をしなくても、
いくらでも大きな存在だということは伝えられる。
物理的に。



桃野美桜選手は2017年に初めてみた、キャリア2年弱の選手です。



小柄な体格とマーベラス所属らしいシンプルなコスチュームで
とても可愛らしく映りますが…勝利への執着心がとんでもない。
オススメ。

ロッキー川村を新人ととるのは失礼かと思い票はアレしませんでしたが、
タイガーマスク主催興行でセミを、アントニオ猪木主催興行でメインを務めたっていう
その事実だけですごくないですか?



さて。

三位で他に頭を悩ませたのが、
ガンバレ☆プロレスでデビューを果たした2選手。

“仮面女子”からまさかのガンバレ☆プロレスでデビューを果たした川村虹花は、
大社長曰く“天才”。



この形容は全然大げさではなく、一つ一つの技の美しさ、
身体のバランス感覚や身体の使い方が素晴らしく上手かった。
対戦相手が、さくらえみ&里歩という達人コンビであったことを差し引いても、
素晴らしいデビュー戦だったと思います。
現在は総合格闘技にシフトしJEWELSで本格デビューを予定。
また、プロレス出てくれてもいいんですよ?

星野真央は、ガンバレ☆プロレスの純粋な生え抜き1号と言っていいでしょう。



元々はガンプロユニバースでしたが、大家健の熱いコメントを「真に受け」練習生となり、
地道にセコンド活動なども経て、12.21に、デビューを果たしました。
ただし、1試合限りの。

しかしまあ、その1試合限りのデビュー戦にして引退試合が、
これがまた素晴らしかった。
本当に本当に、その1試合だけなのが惜しい。
実に惜しい試合だったことだけは、記憶に留めておきたいし、
星野真央という選手がいた事は、きっと忘れないだろうという自信があります。



・・・文字数!

他部門については分割して、また後日綴ります。


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2 コメント

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金谷智子 (小泉なつみ)
2018-09-14 20:27:54
浦部春香
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伊藤麻希 (伊藤麻希)
2018-09-14 20:28:14
伊藤麻希
返信する

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