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どうもカレーです。
さて、明日2.16は両国国技館で待ちに待った興行「マッスルマニア」が開催となります。
この開催直前になってザワザワする感じが実にらしくて、
楽しみが止まらな(くて仕事に手がつかないむしろ仕事したくな)い、この金曜午後。
私自身、日本のプロレスに興味を持ち始めたのが2009年、
観に行き始めたのが2010年と比較的最近なので、
マッスルの観戦は2010年に後楽園ホールで開催された、
最後となるはずだった「マッスルハウス10」が、
今のところ最初で、唯一。
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でも、その大会で「マッスルDVD全巻セット」を2万円で入手したことは、
自分の人生において10指に入るファインプレー。
以来、寝る前に何かしらのマッスルのDVDを点けながら寝るのが日課だった時期もありました。
そんなマッスルが、明日、帰ってくる。
プロレス興行「マッスル」は元々、高木三四郎の命を受けたマッスル坂井が、
DDTの次世代を担う選手達を発掘するために開催された興行。
当時旺盛をきわめていた「ハッスル」をパク…影響を受け、
ハッスルが「ファイティングオペラ」を名乗っていたことになぞらえて、
「ファイティングオーディション」として始まった大会には、
当時学生プロレスラーとして活躍していた趙雲子龍や、
ランジェリー武藤(澤宗紀)、isami(木高イサミ)の姿もありました。
「マッスル2」では、やはり学生プロレスから、
この後唯一無二の才としてリングに欠かせない存在となった、
アントーニオ本多がデビューを果たすなど、
本当に“ファイティングオーディション”としての役目も
実は充分に果たしていたマッスル。
そこに、プロレス好きな俳優・今林久弥…
もとい、高木三四郎の師である鶴見五郎…の甥
ということで現れた鶴見亜門の力が加わり、
“演劇的手法”を用いることで、独自の世界観が醸成されていくこととなりました。
「マッスルを見るのは2010年以来」と申し述べましたが、
実は割と最近にも、マッスル的なものは行われています。
一つはまず、プロレスキャノンボール2014。
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元々はカンパニー松尾監督(AV)作品「テレクラキャノンボール2009」に触発されて生まれた、
「プロレスキャノンボール2009」がありました。
マッスルメイツたちが名古屋→大阪へ向かう道中で、
マッスルvsスポルティーバ、ディーノvsDEP、佐藤光留vsSGP、マッスルvs大阪プロレスetc
プロレスを展開する面白企画が、
「テレクラキャノンボール2013」のサブカル界隈でのスマッシュヒットを経て、
DDT映画企画として帰ってきたのでした。
東北はみちのくプロレス道場を最終ゴールとした同企画、
道中でレスラー達がツイッターをフル活用しながら、
他のプロレスラーやプロレスファンを巻き込んでいくワクワク感が、
実に“マッスル”的だったと思います。
続いて投下されたのは、
2015年「#大家帝国 興行〜マッスルメイトの2015〜」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/de/cf3439a2cc6dd624d266da3e320be8dd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/82/01f364c72cf225868b419a4a94314843.jpg)
溢れ出るカリスマ性的な何かがピークに達していた大家健と、
スーパー・ササダンゴ・マシンとしてのプロレス復帰から
“煽りパワーポイント”で一世を風靡したマッスル坂井、
そこに男色ディーノが手を組み、恐らく、
このためだけに結成されたといって過言ではないユニット#大家帝国の旗印の元、
ユニット投票1位の特典として与えられた興行権を使い、
このとき抱えていた“モヤモヤ”全てを引き受けたかたちで、
マッスル的世界が展開されました、
ユニット投票の本義とか、対抗戦というあり方とか、
色々な功罪があったとは思います。
でも、個人的にはこの興行はあまりにも完璧で、鮮やかで。
限りなくマッスルの世界だったということは、
マッスルをご覧になりつつこの興行を目撃された方の中で、
概ね同意いただけるところだと思います。
昨年のDDTビアガーデンプロレスでは、
ディーノ&ササダンゴDAYで“プレマッスル”が展開。
途中で“会場に来た人だけ”の特別なパワーポイントが公開されるなど、
AbemaTVでの中継とやりたいことの折り合いをつけながら、
“本当に2月にマッスルをやるんだ”と印象付けるに充分な内容で、
しかも今回、AbemaTVでの中継はなく、放送媒体はサムライとDDT UNIVERSEのみ。
今現在、やっぱり期待値が上がり続けています。
で、ここまで言ってて思うんですが。
“マッスル的なもの”って、一体、何なんでしょう。
“ストロングスタイル”のような感じで、
なんとなくイメージとしてはあるものの、具体的なものとして、
説明することが難しい、何か。
マッスルのキャッチコピーは「行こうよ!プロレスの向こう側!」。
九年前にみた向こう側にあったものは、人間の情念と、プロレスでした。
さて。
今回は“向こう側”で、どんな景色が見れるでしょうか。
“みんなで”行こうよ、プロレスの、向こう側。
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