カレー屋(EXA)

エキプロ5で遊ぶブログでした。もはやその名残りはほぼない。

プロレスの向こう側2019

2019-02-15 19:30:00 | スポーツその他



どうもカレーです。

さて、明日2.16は両国国技館で待ちに待った興行「マッスルマニア」が開催となります。
この開催直前になってザワザワする感じが実にらしくて、
楽しみが止まらな(くて仕事に手がつかないむしろ仕事したくな)い、この金曜午後。

私自身、日本のプロレスに興味を持ち始めたのが2009年、
観に行き始めたのが2010年と比較的最近なので、
マッスルの観戦は2010年に後楽園ホールで開催された、
最後となるはずだった「マッスルハウス10」が、
今のところ最初で、唯一。



でも、その大会で「マッスルDVD全巻セット」を2万円で入手したことは、
自分の人生において10指に入るファインプレー。
以来、寝る前に何かしらのマッスルのDVDを点けながら寝るのが日課だった時期もありました。

そんなマッスルが、明日、帰ってくる。



プロレス興行「マッスル」は元々、高木三四郎の命を受けたマッスル坂井が、
DDTの次世代を担う選手達を発掘するために開催された興行。
当時旺盛をきわめていた「ハッスル」をパク…影響を受け、
ハッスルが「ファイティングオペラ」を名乗っていたことになぞらえて、
「ファイティングオーディション」として始まった大会には、
当時学生プロレスラーとして活躍していた趙雲子龍や、
ランジェリー武藤(澤宗紀)、isami(木高イサミ)の姿もありました。

「マッスル2」では、やはり学生プロレスから、
この後唯一無二の才としてリングに欠かせない存在となった、
アントーニオ本多がデビューを果たすなど、
本当に“ファイティングオーディション”としての役目も
実は充分に果たしていたマッスル。

そこに、プロレス好きな俳優・今林久弥…
もとい、高木三四郎の師である鶴見五郎…の甥
ということで現れた鶴見亜門の力が加わり、
“演劇的手法”を用いることで、独自の世界観が醸成されていくこととなりました。



「マッスルを見るのは2010年以来」と申し述べましたが、
実は割と最近にも、マッスル的なものは行われています。



一つはまず、プロレスキャノンボール2014。



元々はカンパニー松尾監督(AV)作品「テレクラキャノンボール2009」に触発されて生まれた、
「プロレスキャノンボール2009」がありました。

マッスルメイツたちが名古屋→大阪へ向かう道中で、
マッスルvsスポルティーバ、ディーノvsDEP、佐藤光留vsSGP、マッスルvs大阪プロレスetc
プロレスを展開する面白企画が、
「テレクラキャノンボール2013」のサブカル界隈でのスマッシュヒットを経て、
DDT映画企画として帰ってきたのでした。

東北はみちのくプロレス道場を最終ゴールとした同企画、
道中でレスラー達がツイッターをフル活用しながら、
他のプロレスラーやプロレスファンを巻き込んでいくワクワク感が、
実に“マッスル”的だったと思います。



続いて投下されたのは、
2015年「#大家帝国 興行〜マッスルメイトの2015〜」。





溢れ出るカリスマ性的な何かがピークに達していた大家健と、
スーパー・ササダンゴ・マシンとしてのプロレス復帰から
“煽りパワーポイント”で一世を風靡したマッスル坂井、
そこに男色ディーノが手を組み、恐らく、
このためだけに結成されたといって過言ではないユニット#大家帝国の旗印の元、
ユニット投票1位の特典として与えられた興行権を使い、
このとき抱えていた“モヤモヤ”全てを引き受けたかたちで、
マッスル的世界が展開されました、

ユニット投票の本義とか、対抗戦というあり方とか、
色々な功罪があったとは思います。

でも、個人的にはこの興行はあまりにも完璧で、鮮やかで。
限りなくマッスルの世界だったということは、
マッスルをご覧になりつつこの興行を目撃された方の中で、
概ね同意いただけるところだと思います。



昨年のDDTビアガーデンプロレスでは、
ディーノ&ササダンゴDAYで“プレマッスル”が展開。
途中で“会場に来た人だけ”の特別なパワーポイントが公開されるなど、
AbemaTVでの中継とやりたいことの折り合いをつけながら、
“本当に2月にマッスルをやるんだ”と印象付けるに充分な内容で、
しかも今回、AbemaTVでの中継はなく、放送媒体はサムライとDDT UNIVERSEのみ。
今現在、やっぱり期待値が上がり続けています。



で、ここまで言ってて思うんですが。
“マッスル的なもの”って、一体、何なんでしょう。

“ストロングスタイル”のような感じで、
なんとなくイメージとしてはあるものの、具体的なものとして、
説明することが難しい、何か。

マッスルのキャッチコピーは「行こうよ!プロレスの向こう側!」。

九年前にみた向こう側にあったものは、人間の情念と、プロレスでした。
さて。
今回は“向こう側”で、どんな景色が見れるでしょうか。

“みんなで”行こうよ、プロレスの、向こう側。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿