
どうも、カレーです。
私はあまり思考的瞬発力(センス)に自信がないので、
タイミング一つ前くらいに行われた議論について、
延々と考えてたり、地味に書き留めてたり、
書き留めて纏まらなくて置きっぱなしにしたりすることが多々あります。
依然、まなせゆうな選手が投げかけた、
一つの疑問について少し。
プロレスにおいて、“強い”とはなんだろう
それが、まなせゆうな選手が投げかけた疑問でした。
プロレスラーがそのような問いを持つのはけしからん!という人もいるかもしれない。
真面目に一緒に考え、持論を展開する人もいたでしょう。
個人的には、現役の選手であるまなせ選手からそのような“問い”が出るほど、
実のところ難しい問題なんだと興味深く思いつつ、
自分でも“さて、なんだろう?”と考えてみたりもしました。
プロレスにおける強さは、文字通り、“強さ”なんだと思います。
それはもう、一つの例外もなく。
強さを裏付ける要素は基本的に一つだけ。
勝ったか、負けたか。
その勝ち負けを決定づける要素。
それが、強さだと思います。
では。
プロレスにおいて、何が勝ち負けを分けるのでしょうか。
…
…
…なーんて、話を突き詰めていくと、
途方もなく長いとりとめもない話になってしまうので、
さっさと言いたいことを行っておきましょう。
プロレスにおいて勝敗をわける要素、
強さとは、
“凄さ”の総和である
…というのがここ最近の個人的見解です。
どうでしょうか。
実にフワッとしていてズルいでしょう。
ボクがやたらやりまくったゲームに、
エキサイティングプロレス5というゲームがあります。
このゲームのモードに“シーズンモード”というモードがあり、
プロレスラーになりきりながら1年間の興行を戦うことができるのですが、
“パワー”や“テクニック”といったパラメータとは別枠で、
“スーパースターポイント”というものが設定されていました。
2003年発売の同ゲームにおいて、最強のキャラクターは
“ネクストビッグシング”ブロック・レスナーでしたが、
それはあくまでパラメータの上で。
格下相手に負けさせたりしてうまいことスーパースターポイントを調整すると、
ザ・ハリケーンでレスナーに勝つことすら可能になったりします。
…この“スーパースターポイント”がなんとなく、
ボクのいう“凄さ”の概念に合致している気がします。
“凄さ”というこのフワッとした概念ですが、
おそらく要素はどこに行ってもそう変わらないものの、
“比重”は団体によって、大きく変わるように思います。
…“団体によって強さの尺度が変わる”というのは、
中々不遜な物言いになってしまいましたね。
でも、たぶんそうなんだと思うし、なんなら要素別に細かく見ていけば、
数値化も可能なんじゃないかな、とまで思ってます。
それこそ、スーパースターポイントみたいに。
で、
ですね。
この話で何がしたかったのかと申しますと、
“東京女子プロレスという世界観の中で、里歩さんってラスボスじゃね?”
っていう話。
東京女子プロレスはそもそも成り立ちが特殊で、
既存の女子プロレス団体の流れを汲まない所謂“非・全女”系。
公表はされてないもののコーチはおそらくDDTのレスラーが務め、
技術体系からして特殊な女子プロレス団体です。
成り立ちも特別、技術体系が特別なら、
当然、“凄さ”の尺度も、やはり既存団体の流れとはおそらく異なるものであり、
基本的には他団体との交流のない、独自文化を築いていることもあり、
“アイドルレスラー展後夜祭”では、
比較的リベラルと思われる女子プロレスラー・大畠美咲からも
「あんまり絡んじゃいけないのかなーって」と発言があるなど、
一体、(女子)プロレス界のどこに位置づけられるのか?
という疑問は尽きないところでもあります。
(まなせさんの冒頭の疑問も、そのあたりが少し噛んでるのかなー…と推察します)
しかし一方ではさいたまスーパーアリーナ大会で
里村明衣子、アジャコングという、女子プロレス界の重鎮中の重鎮に、
東京女子プロレスを代表して山下実優、中島翔子の二人が手を合わせ、
アジャ様からは「(プロレスで)会話ができる相手だった」と評されました。
その後の後楽園大会では山下実優が里村明衣子とシングルマッチで相対し、
敗れたものの、その健闘ぶりは、団体の位置づけを証明するには充分なほど、
堂々たる戦いぶりでありました。
で、何故里歩さんがラスボスなのかというと。
“既存の女子プロレス団体を背景としない非・全女系”
“男子プロレスの技術体系”
“プロレスラーというあり方の彼岸”
…
たぶん、さくらえみ選手がこれまで作り上げてきた世界と、
東京女子プロレスが描いている世界って、かなりの相似があると思うんです。
で、そのさくらえみ選手とともにプロレスラーとしてキャリアを積み続け、
誰も到達したことのない領域にいる選手が、里歩選手。
彼女のあるところがもはや、すでにして誰も経験したことのない領域。
だから、東京女子プロレスの選手が最終的に相対すべきは
我闘雲舞のレスラーで、最終目標はきっと里歩さんであるのだろうな…
なんてことを
去年あたりに考えてたら。
今年の1.4後楽園からゲスト参戦が始まってしまったわけですよ。
“ラスボス”は意外にも早く登場となったという。
で
その時から、個人的には切望するカードが、ありました。
中島翔子というプロレスラーが、
いま現役で指折りに好きな選手だったりします。
なんていうか、凄く簡潔に申し上げると、
実にDDTグループのプロレスラー“らしい”んですよね。
吉本興業の芸人で苦悩していたところから、
プロレスに出会い、プロレスに魅せられ、
挫折から夢を見出し、掴みに行ってるところも。
特撮大好き文化系のところも。
凝り性で筋肉に取り憑かれてるところも。
そして、“SUPER CREW”を彷彿とさせる、
そのハイセンスな試合ぶりも。
凄く“らしい”。
そしてその“らしさ”が、どこかで突き抜ける瞬間を見たくてたまらない。
いやー、困った。
楽しみすぎて全然言葉がまとまらない。
いやー、困った。
わたしは、どちらを応援すればいいのか。
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