9月終了。
きっと18興行。
週末東京にいたのが14〜16だけという
謎のスケジュールの中で月の前半に11興行固め観戦、
出張先でもプロレスを見るという徹底ぶり。
最優先で見たいものは見れなかったりもしましたが、
それはそれで発見のある月でした。
ちなみにこの日程感は、まだまだ続く。
《ベストバウト候補》
1.2 我闘雲舞 市ヶ谷 “黒天使”沼澤邪鬼vsアントーニオ本多vs帯広さやか
1.3 DDT 後楽園 島谷常寛vsエル・リンダマン
1.4 東京女子 後楽園 坂崎ユカ&瑞希vs里歩&中島翔子
1.5 東京女子 北沢 坂崎ユカ&瑞希vsミリー・マッケンジー&渡辺未詩
1.6 ガンプロ 北沢 石井慧介vs勝村周一朗
1.22 我闘雲舞 新木場 笹村あやめvs駿河メイ
1.22 我闘雲舞 新木場 高梨将弘vsGENTARO
1.22 我闘雲舞 新木場 里歩vsコマンド・ボリショイ
2.6 DDT 新木場 HARASHIMA&坂口征夫vs大石真翔&梅田公太
2.16 マッスル 両国 ペドロ高石vs青木真也
2.16 マッスル 両国 アントーニオ本多vsDJニラ
2.21 ガンプロ 新木場 石井慧介vs藤田ミノル
2.28 大日本 後楽園 竹田誠志vs佐久田俊行
3.15 我闘雲舞 市ヶ谷 アントーニオ本多vs駿河メイ
3.22 我闘雲舞 新木場 世志琥vs駿河メイ
3.26 YMZ 新木場 朱崇花vs阿部史典
3.30 東京女子 新木場 中島翔子vsぴぴぴぴぴなの
3.31 東京女子 スターレーン 山下実優vs坂崎ユカ
3.31 DDT スターレーン 勝俣瞬馬vs朱崇花
3.31 DDT スターレーン 佐々木大輔&遠藤哲哉vs大石真翔&旭志織
3.31 DDT スターレーン 竹下幸之介vs黒潮イケメン二郎
4.14 ガンプロ 王子 石井慧介vs今成夢人
4.14 ぽちゃじょ 王子 今成夢人vsまなせゆうな
4.14 石井慧介プロデュース 王子 石井慧介&岩崎孝樹vs勝村周一朗&藤田ミノル
4.15 color's 新木場 山下りなvs茉莉
4.16 センダイガールズ 後楽園 里村明衣子vs sareee
4.16 センダイガールズ 後楽園 橋本千紘vsジョーディン・グレース
4.17 酒呑童子 新宿 HARASHIMA&KUDOvsMIKAMI&タノムサク鳥羽
4.17 酒呑童子 新宿 高梨将弘vs坂口征夫
4.27 我闘雲舞 板橋 水森由菜vs瑞希
4.27 我闘雲舞 板橋 里歩vs高梨将弘
4.29 くいしんぼう仮面興行 新宿 ビリーケン・キッド&ツバサvsSUGI&政宗vsアルティメットスパイダーJr&タコヤキーダー
4.29 くいしんぼう仮面興行 新宿 くいしんぼう仮面の魂&スペル・デルフィン&ペロvs丸山敦&菅沼修&ミラクルマン
5.2 FREEDOMS 後楽園 新井健一郎vs“brother”YASSHI
5.2 FREEDOMS 後楽園 GENTAROvs竹田誠志
5.2 FREEDOMS 後楽園 葛西純vs藤田ミノル
5.6 ガンプロ 板橋 田中将斗vs今成夢人
5.6 我闘雲舞 市ヶ谷 さくらえみvs駿河メイ
5.12 OZアカデミー 新宿 アジャ・コング&AKINOvsLeon&倉垣翼
5.19 DDT 後楽園 高木三四郎vsMAOvs吉村直巳vs上野勇希
5.19 DDT 後楽園 竹下幸之介vs高尾蒼馬
5.29 BASARA 新木場 藤田ミノルvs阿部史典
5.30 我闘雲舞 市ヶ谷 里歩&さくらえみvsアントーニオ本多&駿河メイ
6.2 ガンプロ 新木場BumB 石井慧介&岩崎孝樹vs入江茂弘&渡瀬瑞基
6.4 我闘雲舞 新木場 SAKI&水森由菜vs紺乃美鶴&サワディー仮面
6.4 我闘雲舞 新木場 里歩vs駿河メイ
6.8 ハードヒット 新木場 松本崇寿vs岡田剛史
6.16 WAVE 25Dスタジオ 水波綾vs優宇
6.17 チェリー15周年 新木場 チェリーvs高梨マサ子
6.20 リアルジャパン 後楽園 関本大介vsタカ・クノウ
6.21 ロリマンプロレス 藤田ミノルvs影山道雄
6.22 東京女子 新木場 中島翔子vs瑞希
6.23 我闘雲舞 市ヶ谷 アントーニオ本多vs紺乃美鶴
6.28 WWE 両国 セス・ロリンズvs中邑真輔
6.29 WWE 両国 リコシェvsセザーロ
7.2 我闘雲舞 新宿 駿河メイvs梅咲遥
7.2 我闘雲舞 新宿 紺乃美鶴vs志田光
7.2 我闘雲舞 新宿 里歩vsさくらえみ
7.3 FREEDOMS 後楽園 葛西純vs杉浦透
7.4 YMZ 西新井 佐藤光留vs山下りな
7.7 BASARA 両国KFC 風戸大智vsベストストレッチマンV3(パーフェクト)
7.7 BASARA 両国KFC 木高イサミvs藤田ミノル
7.12 Ωナイト 新宿 KAZMA SAKAMOTOvs梶トマト
7.14 我闘雲舞 市ヶ谷 高梨将弘vsバリヤンアッキ
7.15 DDT 大田区 彰人vs朱崇花
7.15 DDT 大田区 クリス・ブルックス&高梨将弘vsMAO&マイク・ベイリー
7.15 DDT 大田区 遠藤哲哉vs竹下幸之介
7.17 ガンプロ 新木場 勝村周一朗vs大和ヒロシ
7.29 DDT ビアガーデン 彰人vs翔太
8.4 東京女子 鶴見 坂崎ユカ&瑞希vs天満のどか&白川未奈
8.10 ガンプロ 板橋 勝村周一朗vs藤田ミノル
8.11 ガンプロ 板橋 勝村周一朗vs岡田剛史
8.20 ぽっちゃり女子プロレス 新木場 マナ・コナーvsポチャミネーターP-800
8.20 ぽっちゃり女子プロレス 新木場 竹下幸之介vs今成夢人
8.22 GCW ジョーイ・ジャネラ&インビジブルマンvs菊タロー&インビジブルスタン
8.23 我闘雲舞 市ヶ谷 アントーニオ本多vs紺乃美鶴
8.25 東京女子 後楽園 坂崎ユカvsシュー・ヤン
8.25 DDT 後楽園 青木真也vs大石真翔
8.25 DDT 後楽園 竹下幸之介&坂口征夫&高木三四郎&アントーニオ本多vs男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシン&MAO&サンティーノ・マレラ
8.30 DDT 新木場 サンティーノ・マレラvsアントーニオ本多
9.1 東京女子 大阪 中島翔子vs瑞希
9.10 我闘雲舞 新木場 翔太vs山田太郎
9.10 我闘雲舞 新木場 さくらえみvs志田光
9.10 我闘雲舞 新木場 SAKI&水森由菜vs米山香織&駿河メイ
9.12 OWE 新宿 ワンジン&T-Cool&スコーピオ2Xvs吉岡世起&コクマ・ブル&チーターチェン
9.15 高梨将弘主催興行 両国KFC 両国式タッグガントレットマッチ
9.15 東京女子 両国KFC 山下実優vs舞海魅星
9.25 東京愚連隊 新宿 AKIRAvs藤田ミノル
9.29 大日本 名古屋 岡林裕二&入江茂弘vs橋本大地&神谷英慶
色んな団体に行けば行くほど、
面白いと思うことは増えていく。
9月はまず、東京女子プロレス夏の大一番から。
プリンセスオブプリンセス王者・中島翔子と、
東京プリンセスカップ覇者・瑞希。
今夏ともに勢いのあった両者だけに、勝敗が読めない大変心臓の痛い試合。
瑞希がぶっこ抜きキューティースペシャルや前方回転バッククラッカーで
凄みを見せれば、
中島翔子も余りにも徹底した首攻めを展開し、
フィニッシュまで目の離せない試合。
“好きなスタイルがたぶん似てる”という、
戦うたびにさらに面白くなる二人の攻防は、何度でもみたい。
大体いつも面白い我闘雲舞のリングの大会で、
見ようによっては大変地味に思われるカードがまず、お見事でした。
翔太vs山田太郎という良く言えばユーティリティ、大変器用でありながら、
一方では“器用貧乏”とも言われてしまったりもするところもありますが、
試合もまあ、なんといいますか、びっくりするほどクラシカルで。
会場に野次を言いたがる人がいてなんか野次を飛ばしてましたが、
それを完全無視してのじっくりとしたレスリング。
大きな受け身をとったのも、バックボディドロップ、モンキーフリップ、
デッドリードライブ、またはブレーンバスター。
もう、見事なまでの徹底ぶりに感服。
「3年に1回くらいしか本気出さないじゃないですか!?」
という志田光の言葉がとても象徴的だった、
渡米前最後の師弟による一騎討ち。
この試合で思い知ったのは、さくらえみという選手は、
コンディションはどうあれ、いざというときはいざというときなりに、
“3年に1度”かはさておいて、いつでも“本気”を出せるだけ、
懐が、深い。
あまりにも。
メインのタッグマッチは、
“駿河米”米山香織&駿河メイの持ち前のスピードも去ることながら、
王者組“トロピカワイルド”SAKI&水森由菜のコンビネーションと
勝負どころでの畳み掛けが素晴らしかった。
最後のダイヤル固め&スーパーガールのアイデアは
もう、ひたすらに脱帽。
フィニッシュの瞬間思わず驚きの声を上げました。
あと水森由菜選手、これまでスーパーガールを仕損じたことが一度もないのが凄い。
9.12はかねてより見てみたかったOWE。
セミ、メインともに素晴らしかったのですが、
とりわけ、見たこともないようなものを見せられた印象のあった、
セミの試合をここに上げてみました。
ちなみにカードは当日の入場で発表だったので、
吉岡世起以外の選手の名前があっているかどうかは
ちょっと自信ない。
[スコーピオ2X。サソリのポーズ。ちょっとFUMAっぽい。]
[ワンジン]
[(たぶん)コクマ・ブル。ジェフ・コブっぽい技を使ってて驚いた。]
[ワンジン&T-Coolがタッグを組んでるようで、抜群のインパクト]
もちろんキャリアは浅いので手前の方のカードでは
まだぎこちない面が見えることもありますが、
このセミはむしろ、新しいもの、新しいプロレスのスタイルを
見せられたくらいの感覚になりました。
また是非みたい。
あと、ちゃんと名前覚えたい。
高梨将弘興行は、スタートから終了までもう、抜群の満足感。
そして試合としては、実質的に8試合分の組み合わせがあった、
両国式ガントレットタッグマッチが、もう、最高。
[私は一体この囚われの里歩さんの写真を何(百)枚撮ったんだろう]
どこを切り取っても“好き”だらけで、
どこを切り取っても面白かった。
東京女子の9.15両国KFC大会は、
シングルマッチが5試合という物凄く攻めたカード構成でしたが、
どのシングルマッチもとても見応えがありました。
とりわけ“凄い”と思わされたのは、
舞海魅星の、グラップリング。
デビュー戦からかなりやれる選手であることを示している、
“虎の子”は、この日山下実優を相手にグラウンドで対等にやり合い…
というか、ともするとポジションをとっていた時間としては
上回っている部分もあり、見事なたたかいぶりを披露。
左のラリアットを叩き込むなど奮戦した末、
最後はラリアットを蹴り落とした山下実優の回し蹴りで壮絶に散った舞海魅星。
しかし、試合を終えた山下実優からは拍手を贈られ、
見てる側の印象にもバキッと刻み込まれました。
いや、素晴らしかった。
9.25は物凄く迷ったのですが、
最終的に東京愚連隊興行に足を運びました。
いやー、行ってよかった。
ここまで藤田ミノル選手が自身の“憧れ”みたいなものを
顕にして試合に臨むのを初めて見た気がします。
本当に、とてもいいものをみた。
《最優秀興行》
1.7 Fight Club Pro 後楽園
1.20 AWGカラーズ 新木場
1.22 我闘雲舞 新木場
2.6 DDT 新木場
2.16 マッスル 両国
3.9 モーニング闘争2019 スポルティーバ
3.19 琉球ドラゴン 新木場
3.26 YMZ 新木場
3.31 DDT 博多スターレーン
4.14 ぽちゃじょ 王子
4.16 センダイガールズ 後楽園
4.17 酒呑童子 新宿
4.27 我闘雲舞 板橋
4.29 くいしんぼう仮面興行 新宿
(5.25 AEW Double or Nothing)
6.8 ハードヒット 新木場
6.17 チェリー15周年興行 新木場
7.2 我闘雲舞 新宿
7.24 BASARA 宴闘2019 新木場
8.20 ぽちゃじょ 新木場
9.8 九州プロレス 玄武會主催興行 西鉄ホール
9.15 高梨将弘主催興行 両国KFC
《新人賞》
猫はるな
水森由菜
愛野ユキ
白川未奈
梅咲遥
舞海魅星
鷲田周平
兵頭彰 new!
もはや新人という括りで見るのは失礼なのかもしれませんが、
とにかく厚みがあり、熱があり、勢いのあるヤングBJWの中で、
とりわけ意外性に富んでいるのが、兵頭彰。
あたりの強さは加藤拓歩が一歩上回り、
デスマッチ戦線には石川祐希が参戦したりとありますが、
兵頭彰は…なんだろうな…
なんというか試合を通じて耐えず驚きを提供してくれると言いますか。
とにかく“おおっ!?”とさせられる機会の多い選手。
最侠タッグリーグでも白星には恵まれませんが、
日本の団体で最もタッグが充実している(と個人的に思う)
大日本プロレスにあって、加藤拓歩とのタッグで、
まるで名前負けしない堂々たる戦いぶりを披露。
今後がますます持って楽しみな一人。
《ベストタッグ》
坂崎ユカ&瑞希
里歩&中島翔子
SAKI&水森由菜
りんごとハチミツ
ドロップアウトローズ
チーム200kg
混ぜるな危険
危険にも程がありますわ。
《最優秀団体》
1位は、決めました。
ぽっちゃり女子プロレス
ガンプロ
我闘雲舞
BASARA
AEW
とかに投票したい。
あと、OWEは完全に候補に加わりました。
そして団体ではないけれど、
藤田プロレススクール
という選択肢が現れ始めた恐怖。
《プロレスを伝えたでしょう》
舞台「Fate/ Grand Order」(赤井沙希出演)
レスラーズグラフィカ3
新根室プロレス
《ベストモーメント》
7.17 ガンプロ 新木場 秘密
7.24 BASARA 新木場 “X”アントーニオ本多
8.10 ガンプロ 板橋 この支配からの卒業
8.25 DDT コブラvsごんぎつね
9.16 東京女子 両国KFC まなせゆうなと万喜なつみ
この一戦に懸ける両者の想いがこれだけ伝わる試合にあって、
こんなにも…二人の思い通りにいかないことが起こってしまった。
決して幸運な出来事なんかではないし、
喜ばしい出来事ではない。
それでも目の前にある紛れもない現実に、
心震わされた。
この場面が切り取られることは、
両選手にとって喜ばしいことではないかもしれないし、
思い出したくないことなのかもしれない。
それでも、あまりにも“劇的”で。
そしてそれは、“悲劇”であり、現実で。
だからこそ見届けたい、この先の未来もあって。
これを“ベスト”という言葉で並べるのは、適切ではないとは思います。
一方で、色んな感情と、罪悪感とを同時に抱いた、
忘れがたい場面であったことは揺るぎなく。
プロレスを見るということについて
たくさんのことを考えさせられた瞬間でした。
《MVP》
里歩
藤田ミノル
佐久田俊行
石井慧介
アントーニオ本多
※独断と偏見による月間MVP
1月 里歩
2月 大石真翔
3月 藤田ミノル
4月 石井慧介
5月 駿河メイ
6月 瑞希
7月 彰人
8月 坂崎ユカ、勝村周一朗
9月 まなせゆうな
今年…というか昨年下半期あたりからの活躍ぶりが
実に顕著なまなせゆうな。
個人的にはぽちゃじょの興行としてのインパクトがあまりにも強い訳ですが、
その勢いもあってかどうかはさておいて、
試合の充実ぶりはさらに増していて。
9.16に迎えたタイトルマッチについては、
様々に捉えようのあるところがあるでしょうが、
結果から言って初めてのベルトを手にできたのは、
紛れもなくプロレスが充実していたからだと思います。
一つのこの結果を手に、どんな王者像をこれから築き上げていくのか。
そして、どう挑戦者と向き合っていくのか。
ぽちゃじょ第三回興行含め、まなせゆうな選手のプロレスが楽しみ。
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