《ネットプロレス大賞2019 〜最優秀タッグ〜》
千葉県で急遽巻き起こった謎の教育ムーブメント、
[表情に自信が漲りすぎている]
また、準レギュラー参戦のSEAdLINNNGでは、
そういう“駿河メイ凄え”という感想も合わせてここにねじ込むべく、
投票内容を晒そうのコーナー4項目め。
今まさに、投票結果がブラックアイ杉さんのTwitterで発表中。
大体発表後は他人の投票内容に注目してしまって、
自分の振り返りがぼんやりするのが例年の傾向なので、
できる限りなんとか発表中にも進めたい。
さて、東スポプロレス大賞も割とそうだと思うのですが、
最優秀タッグについては実際の実績もさることながら、
なんというか、“インパクト”が何より重要である気がしていてですね。
もちろん、実績というのがインパクトの要素であることは間違いないのですが、
“凄い”が見るだけでどれだけ届くかどうか、
ということは、ここでの判断基準にとてもとても影響を及ぼします。
ということで、そんな前提を基に。
1位 チーム200kg(橋本千紘&優宇)
2位 藤田プロレス☆スクール(藤田ミノル、ヤス・ウラノ、翔太 他多数)
3位 りんごとはちみつ(アントーニオ本多&駿河メイ)
1位に推薦したいのは、橋本千紘&優宇の“チーム200kg”。
冒頭、“インパクトが重要”と申し述べましたが、
もうこの二人のインパクトは、絶大。
二人の並びを初めて見た瞬間に、もう投票することを決めました。
女子プロレス界にあっては、特に大きな二人。
身長が高いわけではありませんが、もう、
とにかく鍛えに鍛えたことが分かり過ぎる、
どこの部位をとっても“(筋量が)デカイ”身体のフォルム。
ゴールドジムを模した揃いのタンクトップを身に着け、
入場曲は「なかやまきんに君を意識して」の「♪イッツ・マイ・ライフ」(ボン・ジョヴィ)。
どうみてもパワーのある二人が繰り出す攻撃には、
もはやコンビネーションとか必要なく、
兎にも角にも腕を振るうだけで威力が絶大。
インパクトも、絶大。
いつも東スポプロレス大賞とは投票の方向性が異なるので、
よっぽどのことがない限り“まあそうなるよね!”と
斜に構えてみているのですが、
2019年のプロレス大賞ではチーム200kgに一票入っていて“おおっ!?”ってなりました。
ちゃんと見ている人がいたということですし、
また、そこにも届くだけのインパクトがあったということですし。
そしてまた先程速報として発表されたネット・プロレス大賞では、なんと全体第6位。
届いてる。
これだけ絶大なインパクトを与えながら、
二人はまだ昨年8月頃から組み始めたばかり。
もう、この先伸びしろしかない。
個人的には、女子プロレス界で最大の強さのポテンシャルを持っていると目している
二人のタッグチームなので、これからの積み上げ次第でベルトはおろか、
なんというか、勝てる訳ないレベルの(関本&岡林のような)チームとして
この先君臨する可能性も見据えてます。
そんな素晴らしいスタートを切ったタッグチームを、
今年の一位として名前を挙げることに致しました。
2位に挙げたのは、藤田プロレス☆スクール。
千葉県で急遽巻き起こった謎の教育ムーブメント、
その、発信源。
2AW参戦の藤田ミノルが、最上九を“学級委員長”に指名、
なんやかんやトントンと話が進み、11月にはいきなり
“藤田プロレス☆スクール秋の特別講座”という興行を開催。
…実質的には、活動はこれのみです。
さて実質的な活動が現状これのみであるにも関わらず、
“教頭”藤田ミノルの為せる技なのかなんなのか、
SNS(というかTwitter)を中心に相変わらず妙な存在感を発揮。
ヤス・ウラノが2AWの選手たちに執拗にリプライで絡んでいく
“藤田クソリプスクール”では、バトルソクラテスがそのソクラテスっぷりを不必要に発揮。
キャリアの若い花見達也を無茶振りの連続で追い込んでいく一方で、
笹村あやめに対しては、いわゆる典型的な“クソリプ”を完全再現、
藤田プロレス☆スクールの動向を注視するファン=一般生徒たちを驚かせ、畏怖させました。
…っていうか私が恐れ慄いた。
“外伝”として予定していた1.1プロレス侍は、
この年末年始猛威を奮ったインフルエンザの影響もあって残念ながら中止に。
ただ、「東郷見聞録」発売イベントでは、ゲスト出演した教頭から、
藤田プロレス☆スクールへのディック東郷講師の招聘が示唆されました。
おそらく、今年もいわゆるこれまでのプロレス界におけるような
ユニットとしての活動とは異なる形で、
このスクールの運営は継続されることでしょう。
それでも、千葉に拠点を置くこのスクールから、
怪しい活動が次々発信されていくであろうことはおそらく間違いはなく。
団体でもプロモーションでもなく、
ユニットと言っても差し支えのあるこの謎の組織の動向を注視すべく、
2019年の2位に名前を挙げることに致しました。
3位に挙げたのは、2019年1月に結成された
“新進気鋭のフォーク・デュオ”アントーニオ本多&駿河メイによる、
“りんごとはちみつ”。
我闘雲舞におけるフォーク・デュオといえばかつて、
アントーニオ本多&「ことり」による“ことりトン”がいましたが、
「ことり」選手のプロレス卒業に伴い事実上の解散に。
しかし新たに結成されたこのフォーク・デュオは…
また違った魅力を振りまいているような、そうでもないような、
そもそもプロレスの話をしているはずなのになんで延々と
フォーク・デュオについての言及をここで続けてるんだろうという疑問を
払拭してくれるような存在感を放っていたり、いなかったり。
[表情に自信が漲りすぎている]
この二人の何がすごいかといえば…中々言葉にするのは難しいのですが、
アントーニオ本多の作る世界観に対するリアクション…というか、
瞬発力や理解度の早さ、みたいな部分。
必ずしも勝利のために合理的かどうなのかわからない
アントーニオ本多の“フリ”に瞬時に対応する駿河メイという、
二人の呼吸の妙。
これだけゴテゴテした個性がまるで喧嘩しない、というのは、
この二人の凄さなんだろうなと思います。
実績的には、リングでの試合は1度だけで
ゴーゴーグリーンカレーコップンカップの準優勝のみ。
それでも、里歩&佐藤光留の“佐藤里歩”との決勝まで進んでの準優勝ですから、
実に侮りがたいチームであることは間違いなく。
…プロレスのタッグとしても(言い忘れた)。
にしても駿河メイは恐ろしい。
我闘雲舞ではタッグタイトルに挑戦しましたが、
その時のタッグパートナーは米山香織。
急造タッグにも関わらず息のあったところを見せて、
王者組に肉薄してみせたのは、
もちろん米山香織のタッグワークの巧みさがあり、
加えて、キャリア一年そこそこの赤くて速い、
怪物感ゼロの怪物の為せる技だったように思います。
[駿河米。似たタイプのスタンド使い。]
また、準レギュラー参戦のSEAdLINNNGでは、
Marvelousの星月芽依とのタッグ“メイメイ”を結成。
キャリア激若のタッグでハイスピード戦線をかきまわし、
世志琥&松本浩代という超獣タッグに挑戦していたりもします。
そういう“駿河メイ凄え”という感想も合わせてここにねじ込むべく、
りんごとはちみつを3位に推挙致します。
タッグとかユニットの扱いってどうなんでしょうね。
団体によってはとてもタッグの部門が盛り上がっているように思えるところもあれば、
あまり大事にしていないんじゃないかと感じる部分もあったり。
個人的には、一番タッグ部門が充実している団体は大日本プロレスで間違いないと思います。
なので、投票の次点は混ぜるな危険。
本来的にはタッグに強さやコンビネーションの妙を求めるべきなのかもしれませんが、
でも、タッグやユニットの魅力ってそれだけではなくて。
“それだけではない”の部分を個人的見解で目一杯広げた結果、
投票内容はこんな感じになりました。
許せ。