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事件は本日未明に発生した。
じじ農園にて、無残に突き破られたリンゴ姫姉妹と割れた縞々スイカが発見された。
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発見者は農園のオーナーである、じじ氏
じじ氏談
「いやー、ビックリしました。昨日の夕刻まではとても元気だったのに。だれがこんな・・・!」と声を詰まらせていた。
周囲の聞き込み調査の結果、現段階では目撃者は現れていない。
当初、トマト殺人事件を引き起こしそのまま逃亡している「カラス」の仕業と思われたが、詳細な現場検証と被害者のキズの状況からそれぞれ次ぎの内容が判明した。
◆割れたスイカ氏の状況
鋭利な刃物または尖った口ばし等の痕跡が見られないこと。
カラスの仕業であれば当然えぐられているであろう破断面が綺麗なままであること。
スイカの尻にかなり古い傷があり、そのキズの方向に割れていること。
これらの事実からスイカ氏の破裂はリンゴ姉妹の傷害とは別に「実の充実に伴い、古傷より破裂した事故」であることが判明した。
◆リンゴ姉妹傷害の状況
こちらは、痕跡が明確であり事故ではなく事件である確立がかなり高いこと。
また当初リンゴ姉妹二人に対する傷害と見られたが、その後の調査の結果、他に7個のリンゴ姉妹に対する傷害が発見され、重体4、重症4、軽症1という無差別通り魔傷害事件であることが判明した。
しかし、被害者の傷口は当初犯人かと想定されたカラスよりも更に細く鋭利な口ばし状の凶器で被害を受けていること。
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また細い枝に居住するリンゴも被害を受けていること。
これらより犯人はカラスよりも小型で鋭い凶器を保有するものと断定され、ヒヨドリが、重要参考人として全国に指名手配された。
これは冬の餌のない時期に「柿という高カロリーの果実」を、ヒヨドリやムクドリに無償で与えているじじ農園に対する裏切り行為であり、報復として冬場の柿を封鎖してはどうかという話も出たようである。
しかし、じじ氏は憤慨しつつも「冬場の柿を封鎖するつもりはない。早く自首し更生してほしい。」と語っていた。
なお、その後「ヒーヨ、ヒーヨ」というヒヨドリの鳴き声が現場で確認され、犯人ヒヨドリは高飛びせずに低空で近隣に潜伏しているものと捜査本部ではみている。
【 じじ農園の自衛策 】
今回の事件に対し、じじ農園では自衛策として防鳥ネットを張る事となった。
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作業はじじ氏と秘密基地隊長の手で行なわれ、最近使用回数がめっきり減ったキャンプ用品を利用し、1日目いっぱいの大仕事となった。
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