パシフィック甲子園#2

昨日に引き続き、阪神甲子園球場にて。



昨日よりも風もなく穏やかで暖かい一日でした。

あ。まず昨日の坂口＆森山のゲッツーについては、いろいろ記事を見たりVTRを見て確かめたところ、
高須さんの守備位置（前進守備をせずに走塁線上あたりで構えていた）ことが全てでしたね。
ゴロになってからは、坂口は2塁への走塁義務があるので、先に坂口がタッチアウトで
次に打者走者の森山がアウトになった場合は、森山のアウトの前に三塁走者野中が本塁に突っ込んでいたとしても得点にはなりません。
打球の飛んだ位置も坂口よりもセカンドよりで二塁手高須さんの目の前だったため、坂口のスタートが悪いわけでなく、
あの打球と高須の守備位置で坂口をアウトにさせないためは、エンドランをかけるしかなかったわけです。
新聞によっては（特にデイリーの記事は）デタラメなこと書いてるし、監督は坂口の走塁のことをぶーぶー言ってますが、
実際はミスを咎めるよりも相手が一枚上だったと見るべきところでした。
スタンドでは、その辺の確認の仕方がないので、わけもわからず文句垂れてましたけど、間違ってたかな～と反省するところです。

さて。




そして昨日より明らかに大入りのアルプス＆外野席。
（バックネット寄りは・・急遽開催が決まって企業優待が少ないほか入場料が高すぎますよね）



3連敗中で多少ヤケクソ気味？意地になってるレフトスタンド。
こちらも気付けば常連さんが応援団付近に集まってました。
センター寄りは当日券で来られた人ばかりみたいで、初めてオリックスの応援席を見た
という人も多かったのではないでしょうか。




さてBs先発は西きゅん♪
他球団ファンの人にはあまり知られてないと思いますが、20歳にして今やチームを支える存在です。
とはいえ、プロ未勝利。公式戦の先発登板は今日が2度目。
前回は昨年8月、5回2アウトから打ち込まれて降板という悔しい思い出を秘めています。



で。この日は初回先頭のカヅオさんの出塁を許し、鉄平さんにはデッドボールを与えてしまい・・
（鉄平さんは無事みたいなので何より）



しかもジャーマンに犠牲フライで先制点を許してしまうバタバタした立ち上がり。






ただ、その後は大きく崩れずにしっかりと立ち直りましたね。




打線の方は、出塁する機会は多いながらも8回まで三塁ベースを踏めないという見事な拙攻。
舐めてるわけじゃないですが、相手は若手の戸村君がピッチャー。
マー君から2点取ったんだから、西を見殺しにしないで欲しいと思ったものです。



ちょっと驚いたのは先ほどデッドボールを当てた鉄平との2回目の対戦の直前、
福間コーチがマウンドまで駆け寄ってきたこと。
2アウトランナーなしというのに。西へのゲキと配球の確認なんでしょうね。





ここから西の快進撃が始まるわけで・・。
（そう思うと福間コーチGJ!ってことですね）




西を援護しなければならない（義務！）打撃陣。


森山、伊藤、そして坂口と盗塁を決めてきましたね。
たぶん相手捕手の井野の肩と投手の配球を読んだ成果ですね。
それに金子圭輔はバントを決めましたし（でも早くヒット打ってくれい）
しかし2塁までは行くのに3塁に行けない・・・。

昨日までの嫌な空気が流れてました。
今日は日ハム勝ってるみたいで、え？ひょっとして単独最○位？・・・トホホ。


あ。クリネックススタジアムではありませんが、楽天主催試合○試合で契約してるんでしょうね。
帯状の電光掲示板の方も、全て仙台の企業名が広告されていて、ちょっとスポンサーかわいそうって思ったりもしましたが・・。



カラスコがいなくってもアクロバットやっちゃうよ？


お尻の大きなワシですが（ワシが育てたではありません）
意外に俊敏華麗によく跳んでました。


西の調子が上がってきて向こうも作戦タイム。




西は腕の高さはスリークォーター気味ですが、ワインドアップが美しいオーソドックスな正統派。
速球は140キロ中盤。球種はカーブとスライダー、そしてフォーク。
それを自在に操れるコントロールと、伊藤との絶妙な配球でズバっと三振を奪えるのが見ていて本当に楽しい。
何よりも、多くの野球選手が失敗を繰り返しながら、苦しみながら野球を続けているのに対し、
西投手はマウンドにいるのが楽しそうで仕方が無いように見えます。

昨年の秋、宮崎のフェニックスリーグを見に行って、試合前練習、観客は数名で選手の雑談も何もかも聞こえる中、
当時の酒井コーチが「まだまだ一軍経験したっていっても、1年間ずっといたわけじゃないからね。もっとがんばんなきゃ。」と、
あの笑顔で西をボロクソ走らせていました。
それに対して西は、外野のフェンス沿いをダッシュした直後、息を切らしながらもはっきりと「100イニング、いや、110イニングは投げます！」て返してました。
そうやって確実に強靭な下半身を作り上げ、見た目はあどけない顔ながら立派な体格になったもんです。

そして、マウンドにいると、いつも笑顔に見える。
1年目のオフ、週刊ベースボールでのインタビューは、常に笑っていたい、と返していました。
そして、雑誌インタビューは初めてだったらしく、「好きな歌手は大塚愛さんです。この雑誌、見てくれてたらいいなぁ～」って。



そういうかわいいヤツです。
カヅオさんの登場曲じゃないけど♪わっくわっくさせるよ！っていう存在です。（今日も5回聞いた）






7回裏、楽天のラッキーセブンの攻撃前。


ただただ、凄いなぁ。（正直、羨ましいと思ったりも）
東北から来られた方もいらっしゃったかもしれませんが、急遽関西で行われることが決まった中、
2万6000人の人が集まって、パリーグのプロ野球を盛り上げてくれました。




それでも自身の力を振り絞って、楽天打線から三振を奪う西。

それに打線がようやく答えるのは、相手投手が戸村⇒美馬と代わり、
美馬投手2イニング目となった8回裏。


グッチ＆森山が連打！連打っていつぶり？
森山もヒットは出るようになってましたし、バントを決めるのか進塁打かエンドランか、
絶対もうランナー坂口を返さなきゃいけない場面で、そのプレッシャーをはねのけて三遊間奥へのショート内野安打は嬉しかったですね。


そして強攻策しかなく、ずっとコヤツで途切れていてT-岡田が先頭打者ばかりだった今日。


久々のタイムリー！T-岡田以外の選手が打ったタイムリー！（楽１－１オ）
うちらも得点に飢えていたけれど、坂口が返球も無いのにホームベースへ必死へ飛びついたところを見て、
ヤツらも飢えてたんだな、と。




T-岡田も力でライト前へ運ぶタイムリー（楽１－２オ）
掛け声は「ティー！レッ！クッス！」ですよ。（今日のレクチャー）







さらにキタガーさんも左中間へのタイムリー2塁打。（楽１－３オ）




イースンヨーは犠牲フライ。


みんなが打つとスン様も打つよ。打点はチーム2位だよ。（楽１－４オ）

ちなみに応援歌で間違えやすいトコ。
×チャッカラ・カンセエ・チョラ・スンヨー
○チャカラカンセエ ・ チョラ ・ スンヨー
（今日のレクチャーその２）


ちなみに野中は何故かいつもホームベースを踏めない運命にｗ
（昨日はスタートは遅かったけど、センター守備位置が浅かったので野中が悪いわけじゃないでしょう）





リードを保ったところで8回裏はピッペン、9回裏は護守護神のリレー。
護守護神は、ジャーマンに2塁打打たれたりししまいましたが、
無失点で切り抜けられましたので無問題。





あ～やれやれ。とにかく勝てた。

Eagles 1 - 4 Bs
8回は、まさかの5連打ですよ。当たり出したら怖い打線（特に6番打者前後の繋がりがｗ）。



ナインを先頭でお出迎えするのは3年目、21歳の西勇輝。








プロ入り初勝利のインタビューは、高校生の時に敗退して以来の甲子園で。
やっぱり笑顔で投げていたいという言葉が印象的でした。











世間は今日のプロ入り初勝利は斉藤祐樹一色かもしれないけど、彼より年下のユウキもよろしく。
スポーツニュースさん、スポーツ新聞さん、一般紙の記者さん、ぜひ宜しく！
同じプロ入り初勝利ですよ！むしろ斉藤ユウキ君の話はみんなよく知ってるでしょ？こっちを多めに紹介してよ。
（大塚愛さん見てるといいね。結婚しちゃったけど）
ただ、オリックスのユウちゃんはいただけない。本家のユウキはこっちだ！こっちがプロ入り先だ！

この3連戦は、オリックスの試合自体が厳しいものでしたので、アウェー感とともに見ていて苦しさを味わったものですが、
今日勝てたところを見ると、ちょっとは楽になったかな。
でも、スタンドから応援する者としては、力を抜かずに精一杯声を出しました。
この試合を盛り上げるため、自分にはそれしかできませんので。
次の楽天主催試合は仙台ですね。また大変な戦いだと思いますが、オリックスとしても精一杯望んで欲しいです。


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