■山田久志サブマリン球場
秋田に「山田久志サブマリンスタジアム」(ニッカン)
大胆ながら、能代球場がこんな名前になったとの情報を聞きつけ、
日帰りでも行けないことないかな、と考えるくらいなら行動に。
実際に来てみました。
青森県六ヶ所村から、天間林~みちのく有料~青森東~青森中央道・東北道を経由し約5時間。
前日、そして明日も朝5時半おきなので、かなり厳しいわけですが。
宿舎にいても何もやることないんで。
多少紅く色づき始めた山林を越え、行き着いたところは、
つい先日まで大々的に行われていた「秋田・若杉国体」の祭のあと・・・
といった閑散としたスポーツリゾート公園。
その入り口にあたる、目当ての球場に到着。
その正面。
すでに大々的に名前が載っておりますね。
その正面玄関の前に、栄光の数々の記念品が展示されておりました。
私が阪急が好きになったのは、松永や福良、ブーマーが活躍していた頃の87年あたりから。
当時小学校3年生で8歳か9歳だったはず。
翌年の88年には、阪神ファンの親に、野球を見に行きたい、阪急がいい、って顔を紅くして小さな声で言い、
JRと阪急電車を乗り継いで西宮北口へ家族で出かけたのが、
はじめてプロ野球の試合を球場で見たものと記憶しています。
西宮球場のバックネット裏の一番高い席(たぶん2階だったと思う)で、夕方の西宮の町並みを見下ろし、
浜側では、ともり始めていた甲子園球場の水銀灯も見えていたもの。
この試合は、阪急-西武戦。
先発は阪急・山田。西武・東尾でした。
山田久志は幼い頃、あの振りかぶった直後に体が90度折れ曲がる、一連の流れる動作が好きでよくまねをしたものです。
そして、テレビ中継や当時のテレビゲーム燃えろ・プロ野球と違って、
バックネット側から見る山田久志の投球フォームもまた新鮮で、
あの試合、山田先発が見られて本当に良かったと今でも思っています。
山田のストライクのコールのたびに、そしてブレーブスの野手がヒットを放つたびに、
スタンドでは静かながらファンが拍手していたというもの。
よくサンテレビで見た阪神の応援と違って、ここはあんましメガホンをたたいたりしないんだ、
とお隣のチームと文化の違いにも気づきはじめたり。
3塁側の内野席に目をやれば、西武の応援団が旗を振っており、
わずかの人数ながらも西武ファンは3塁側で声援を送っていました。
お、これはその当時もいた西武・清原から奪った2000奪三振目。
その当時、西宮球場でも清原は人気あったと思います。
ただ、幼い自分は、生であの大男・ブーマーを見てはしゃいでいた、らしいです。
試合のほうは、確か1番・ウイリアムスが先頭打者ホームラン、
そして捕手・藤田も2点目のホームランを放ち、リードしたものの
終盤西武に逆転され、4-5で惨敗したはず。
ただ、遅くなるので試合が拮抗していたけれども、8時半あたりで試合途中ながらも球場をあとに。
西宮球場正面から出たところで、「坊ちゃん、これあげるわ」とおじさんから
ブレーブスの小さい旗をもらいました。
その旗を手に帰途へ。
そんな阪急ブレーブスは、その年、身売り。
山田久志もユニフォームを脱ぎました。
思えば、あのとき阪急の試合が見たいと言ってよかったと、9歳の自分に感謝。
だからこそ、今、これらを見て、少しは過去の思いを蘇らせることができたというもの。
その後も、神戸移転、ブルーウェーブ誕生、
ポスティング移籍、サーパス誕生、仰木監督勇退、契約金0円、集客難、球界再編・・・
Bs誕生・仰木監督再任、久々のAクラスを掛けた戦い、監督勇退・死去、再開転落
そんな大波小波があって、一緒に波に飲まれながらも、
結局今まだ応援してるのが山田久志が投げた試合から始まり、その後を継いでるチームであることは間違いないはず。
とにかく、一度はこの東北にいる間に来れてよかったかな。。
ただ。
今日は何もイベントがないため、中に入れずじまいなのが残念。
ということで、思いついたもので少しお遊びしておかなければ。
これは球場正面にある像。
太陽をバットの位置に持ってきて・・・
かっきーん!
この後、大館へ。
大館にある球場といえば、冬場にマスターズリーグも開催される樹海ドーム。
こちらの紹介は、また後日ということで。
2007年度の野球観戦実績はこちら。
時間とお気持ちに余裕のある方は、ぜひともぽちっと1回どうぞ。
[当時は近鉄ファンだったのでうろ覚えですが)
二人ともこの年で引退してしまいましたからね。
サンスポの写真が載ってましたが、昔のスポーツ新聞はこういう二色刷りでしたね。懐かしいです。
山田にしても東尾にしても当時この年で引退とは全く知らない状態での観戦でしたので、
今となっては、球場で見られたことが良かったものです。
当時のスポーツ紙がきれいな状態で保管されてたというのが、
山田さんの関係者でしょうか、とても大事にされている印象を受けますね。