風に乗れ -Winddriven Current-

ワイヤーフォックステリアのナイトさんとORIXを応援する日々
“Challenge Together @KOBE”

屋根の下の静かなプロ野球

2011-03-22 | Bs現場レポ2011 


少しどんよりした曇り空。
午後から雨も降り始めた3月20日の日曜日。




久しぶりの京セラドーム、いつもの大阪信用金庫前です。


とはいっても半旗が掲げられ、上段席は締め切り。
スタメン発表も試合開始10分前、それまでは特別な音響もなく、サイドのモニターは終始消えたまま。
テレビ中継では伝わりにくいと思いますが、やっぱり「いつもと違う」と思わせる雰囲気がありました。

また、京セラドームもあの派手な色の芝生が変わって、随分様変わりしました。





そしてこの日も応援は完全自粛。応援団の団員さんたちはおられましたが、何もされませんでした。
鳴り物だけでなく、旗を振ったりメガホンを叩いたりすることも禁止。
なので、外野席にいるのが当たり前の私でも、今日はユニフォームを着用せず、拍手だけで応援することに。

ただ、近くの熱心な方は私の耳元でも一生懸命応援歌唄いながらメガホン叩いてたり・・
そして、私の場合、応援するならするで、絶対応援歌の歌詞も音程もちょっとでも狂ってると気になるタチで、
特にコール時はメガホンを叩かないのが正式な応援なのに、こいつ関係なく叩きよって・・
と、大人気なくも、ちと落ち着ない心境でスタンドを見てました。

レフトスタンドのカープファンも、完全に音頭とってスクワットの応援して、みんな7回にはジェット風船あげて・・
それに触発されたのか、7回裏のオリの攻撃前もかなり風船が上がってました。
この日、風船は禁止されてたはずで、落ちた風船を取りに行く係員も配置されなかったのに。

なんかこういう中途半端なスタイルは落ち着かないものです。
守れないルールを作るべきでなかったのか、そもそもこういう試合をやると決めながらも規制をかけるのが悪いのか・・
というよりも、決められたんなら、それに従うのがスポーツマンシップだと思ってます。
それは野球ファンの観客にも求められるものだと思ってますので。

ビールを飲みながら気の合う仲間同士好きなことを言い合って、
好きなチームを熱心に応援することは、決して間違ってないんですけどね。
少し気になったということで、それ以上は何もありません。
まー上段席締め切りとあって外野席は満席で狭い中でしたから、ちょっと周囲への気遣いもしようね。


さて試合!


今年4試合目の観戦で、初めて寺原以外の先発投手にめぐり合いました。パワー全開のフィガロ君ですね。
(しかしこの日、節電のためサイドのモニターが全く使われなかったため、外野下段席からは球速が全くわかりませ~ん)

1回の2アウトまでは、すげーピッチャーだと思ってました。
ただ、ランナー出すと2アウトからだろうが、人が変わったように崩れ出す癖がありそうでして。




2回までに5安打浴び2失点、ほとんどセンター前に弾き返されて、おいおい・・て感じでしたよ。
キャッチャー伊藤との呼吸もあってなさそうだったし。
打線は3回までカープの斉藤ユウキ君にパーフェクトにやられてるし。


それが。4回になると、両軍まったく別のチームになるという展開。



1死からビッキーが四球選んで出塁。やっぱキーマンですね。


その隙を逃さず引っ張り込むゴッツァン。


実は、カープの斉藤ユウキ君もランナー出すと別人になるタイプだったようです。

そっから、豪打いてまえ猛牛打線・・



いや、豪打だったのは約1名で、それ以外はボールをよく見て隙あらば走って・・
という強いチームがやってるような野球でした。(相手も暴投したり隙を作ったりしてくれましたが)
主砲が低調な日も、それ以外の人たちがカバーできればいいってことですね。




あ。その4打数3安打1HR6打点という豪打の3番打者も、盗塁1つ決めました。
もう肉離れの心配をしなくても大丈夫ですか?


東北にいるご親族は、この姿を喜んでくれてると思います。
そして、やっぱ声援を送れば、こうやって選手が帽子とって返事してくれるって、ありがたいですね。
それでこそ、声を出して応援をする価値を感じます。

ぜひ、開幕するのであれば、めいっぱい応援できるといいですね。




打撃は目立たなかったぐっちですが、守備範囲の広さは恐れ入りました。
ライト森山とセカンド後藤がお見合いしそうになったフライを猛然とダッシュしてキャッチ。
センターの定位置からファーストベース付近まで走りこんでいったわけですから。



そして去年は見放されながらも、夏場から二軍で抜群の状態を維持してきた吉野。
5月に降格して、7月から灼熱のデーゲームが続く二軍で猛烈な登板数をこなした、あの試練の夏から何も変わっていません。

彼の練習への取り組みに対する本屋敷コーチの評価はかなり高かったみたいで、
その練習を秋季キャンプにも呼ばれなかったこのオフの間もずっと積んできたということだと思います。



森山のファースト守備も久々に見ましたが、そこはご愛嬌。
ヘスマンさんはファーストできないのでしょうか?

コバマサはまずランナーを出す、そして点差に余裕があると、その差を(追いつかない程度)詰めてくださる、というのはロッテ時代と同じ?
阿南君もカモシダ君も、かなりピンチを作りながらも必死で0に抑えてきただけに、なんか点をとられてしまったことがちょっと残念。







なんだかんだで、ストレスのない試合でした。耳元のメガホンの音以外(苦笑)
Bs 7 - 4 Carp

ちょっと気になるのが下山や日高の姿がここで見られなかったことと、
京セラドームの外に張られてる沢山の選手パネルでもその姿を見られなかったこと。
同じチームで長く頑張ってきた選手として、彼らの限界まで見届けたい気持ちはあります。
チームの中心選手もその戦略や構想も、ずいぶん様変わりしましたし、弱くてもずっとチームを下支えしてきた人たちですので、
意地を見せて欲しいと思ってます。帰ってくる日を待ち望んでいます。
(追記)とは言いつつ、3月22日のファーム公式戦では、日高はハセガーをリードして序盤から10失点。
下山は牽制で刺されるという始末・・・トホホ。

そして、公式戦に入るからには、野球好きとしてしっかりした声援を届けたいと思っています。
仕事に対しては自分自身のスキルで出来ることを、そしてさらに知識と職能を伸ばすこと、
趣味に対しても、野球ファンとして観客として頑張ります。



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お時間とお気持ちに余裕がありましたら・・。


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2 コメント

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応援スタイル (ふーさんまま)
2011-03-22 21:17:42
今回は、内野に座っていたので、なおさら応援は???でした。
オリックスの選手の出囃子はかかっていましたね。

応援団もまだ手探り状態なのでしょうか。
風船や、メガホンが禁止とは思いませんでした。
半年ぶりの生観戦に、舞い上がっていたのは確かです。

3塁側に知り合いがいたので、話し込んでいたせいで選手のところでの募金はできませんでしたが、帰りしなに新しくなったBsショップの前にいた球団の方の箱にわずかですが募金してきました。

オープン戦なのでかも知れませんが、エスカレーター止めてましたね。
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ふーさんまま さん (かずまん)
2011-03-22 21:48:29
なんかグチばかりこぼしてしまったのに、コメントしていただきありがとうございます。
球団からは鳴り物や風船は『自粛』の要請ということで、禁止令では無かったようにも思います。
カリカリしてたことに、ちょっと反省。

応援団さんは、新しい応援歌も作って、準備万端だったと思いますが、
今回は球団と話し合って完全自粛にしたそうです。
有志の誰かが応援歌を唄い出すと、それにあわせてみんな手拍子する、といった雰囲気でした。

エスカレーターも節電対策だったかもしれませんね。
募金活動も、プロ野球好きという共通点だけで何の係わり合いもない人たちが協力し合ってるっていうのが凄いものですよね。
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