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高知へ行ってきたその帰り、高速道路を淡路インターで降りて岩屋港へ。
こちらは道の駅あわじから見た明石海峡。
ひたすら往来するたこフェリーや播淡汽船の姿も、ここからよく見たものです。
前にも紹介しましたが、当たり前のように走っていた「たこフェリー」が運航休止・職員全員解雇に踏み切るとのニュースを聞いて、
高速道路1000円の恩恵だけ受け、地元企業を苦しめているのが心苦しくなったもので。
たこフェリー休止・全員解雇へ 高速値下げで利用客激減(asahi.com)
確かに橋の開通は、かなり昔に船が沈んで犠牲者を出したこと、四国や淡路と本州との流通が増えたことの効果をもたらし、
そして高速道路値下げ政策は、膨大な費用を賭けて作った道路を効果的に利用させると言う面で合理的だと思います。
もちろん、淡路島にはそれで観光客がたくさんやってきましたし、私がアルバイトに淡路島へ2年間通ったのも橋が開通したためでした。
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ただ、もともとあった交通機関の縮小によって、それを使っていた地域の人に対する利便性を損なわせたり、
災害発生時の教訓で得た代替交通機関の確保という面を失うということもあります。
CO2発生量も増えるばかりですし。
そもそも、阪神高速神戸線(深江~若宮)の慢性的な渋滞が解決しない限り、高速道路の利便性も大して良くないのが実情だったりします。
また、高速道路利用だけ優遇して並行区間のフェリーに知らん顔するのはちょっと不公平ですよね。
道路会社はいくら借金をしても膨大な税金がつぎ込まれて国に守られているのに、
小さなフェリー会社は死活問題になっている上に水域使用で税金を取られ、岸壁施設のメンテナンスもフェリー会社負担という点も。
(なので、道路のメンテナンスにも税金をつぎ込むという高速道路無料政策はもってのほかという意見です)
アルバイトに行ってたときには、夜遅くなってバスの時間が過ぎたらフェリーに乗って帰ったものです。
バイト中間には淡路島から明石市内の高校に通う子、三木市内の大学に通う子(オリックス伊原の出身校でもある)がいましたし、
自転車や80cc以下の二輪車を使うにはたこフェリーが便利でした。
たこフェリーがなくなると、自転車や二輪車は淡路島から出られなくなりますね。
何より地域の顔として今まで働いてこられましたので、寂しい思いをされてる方も沢山いると思います。
そして、パパたこたちキャラクターも明石・淡路の顔として、フェリーを支えてきてくれました。
そういう重苦しい話を踏まえて・・涙ながらの乗船記です。。
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淡路島、岩屋のフェリー乗り場。
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どうやら運航休止のニュース後、駆け込み需要といいますか、
別れを惜しむ人が次々と訪れているようです。
特に二輪車の列が半端じゃなかった・・
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たこフェリーに残った唯一の船、あさかぜ丸が入港。
よく船に使われている「○○丸」と名称は「エンジンを積んで自力で航行できる船」という意味合いがあるそうです。
たしかによく引船に引っ張られる台船は「○○号」という名前になってました。
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この船も11月16日以降、売却されることが決まっているそうです。
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たった一隻での運航で、想定以上の乗船者がごった返しているため、
遅れが発生している模様です。
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明石からやってきた人たちが到着。
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「たこファミ号」「ノリたい号」とも言われる船内。
パパたこファミリーのほか、明石名産のひとつでもある鯛の「たいヤンキー」君も、
明石ケーブルテレビや明石の天文台のシゴセンジャーなどの地元キャラクターも乗ってます。
スタッフもパパたこグッズのトレーナーを身にまとって仕事をされていました。
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こうして出航後、すぐに明石海峡大橋をくぐり、明石港へ。
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海上からゆったりとこの景色を見ることが出来るのは・・・
たこフェリーに乗り納めの列 16日から運休(asahi.com)
こうしているうちに、いよいよ明日で運航が止まり、フェリーの往来の無い明石海峡となります。
船員さん達も新しい職でがんばろうと思うとのコメントもありましたし、
たこファミ号も海外へ売却される見通しで、これで債権処理が終わってしまうのでしょうか・・。
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お気持ちとお時間に余裕がありましたら。
こちらは道の駅あわじから見た明石海峡。
ひたすら往来するたこフェリーや播淡汽船の姿も、ここからよく見たものです。
前にも紹介しましたが、当たり前のように走っていた「たこフェリー」が運航休止・職員全員解雇に踏み切るとのニュースを聞いて、
高速道路1000円の恩恵だけ受け、地元企業を苦しめているのが心苦しくなったもので。
たこフェリー休止・全員解雇へ 高速値下げで利用客激減(asahi.com)
確かに橋の開通は、かなり昔に船が沈んで犠牲者を出したこと、四国や淡路と本州との流通が増えたことの効果をもたらし、
そして高速道路値下げ政策は、膨大な費用を賭けて作った道路を効果的に利用させると言う面で合理的だと思います。
もちろん、淡路島にはそれで観光客がたくさんやってきましたし、私がアルバイトに淡路島へ2年間通ったのも橋が開通したためでした。
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ただ、もともとあった交通機関の縮小によって、それを使っていた地域の人に対する利便性を損なわせたり、
災害発生時の教訓で得た代替交通機関の確保という面を失うということもあります。
CO2発生量も増えるばかりですし。
そもそも、阪神高速神戸線(深江~若宮)の慢性的な渋滞が解決しない限り、高速道路の利便性も大して良くないのが実情だったりします。
また、高速道路利用だけ優遇して並行区間のフェリーに知らん顔するのはちょっと不公平ですよね。
道路会社はいくら借金をしても膨大な税金がつぎ込まれて国に守られているのに、
小さなフェリー会社は死活問題になっている上に水域使用で税金を取られ、岸壁施設のメンテナンスもフェリー会社負担という点も。
(なので、道路のメンテナンスにも税金をつぎ込むという高速道路無料政策はもってのほかという意見です)
アルバイトに行ってたときには、夜遅くなってバスの時間が過ぎたらフェリーに乗って帰ったものです。
バイト中間には淡路島から明石市内の高校に通う子、三木市内の大学に通う子(オリックス伊原の出身校でもある)がいましたし、
自転車や80cc以下の二輪車を使うにはたこフェリーが便利でした。
たこフェリーがなくなると、自転車や二輪車は淡路島から出られなくなりますね。
何より地域の顔として今まで働いてこられましたので、寂しい思いをされてる方も沢山いると思います。
そして、パパたこたちキャラクターも明石・淡路の顔として、フェリーを支えてきてくれました。
そういう重苦しい話を踏まえて・・涙ながらの乗船記です。。
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淡路島、岩屋のフェリー乗り場。
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どうやら運航休止のニュース後、駆け込み需要といいますか、
別れを惜しむ人が次々と訪れているようです。
特に二輪車の列が半端じゃなかった・・
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たこフェリーに残った唯一の船、あさかぜ丸が入港。
よく船に使われている「○○丸」と名称は「エンジンを積んで自力で航行できる船」という意味合いがあるそうです。
たしかによく引船に引っ張られる台船は「○○号」という名前になってました。
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この船も11月16日以降、売却されることが決まっているそうです。
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たった一隻での運航で、想定以上の乗船者がごった返しているため、
遅れが発生している模様です。
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明石からやってきた人たちが到着。
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「たこファミ号」「ノリたい号」とも言われる船内。
パパたこファミリーのほか、明石名産のひとつでもある鯛の「たいヤンキー」君も、
明石ケーブルテレビや明石の天文台のシゴセンジャーなどの地元キャラクターも乗ってます。
スタッフもパパたこグッズのトレーナーを身にまとって仕事をされていました。
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こうして出航後、すぐに明石海峡大橋をくぐり、明石港へ。
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海上からゆったりとこの景色を見ることが出来るのは・・・
たこフェリーに乗り納めの列 16日から運休(asahi.com)
こうしているうちに、いよいよ明日で運航が止まり、フェリーの往来の無い明石海峡となります。
船員さん達も新しい職でがんばろうと思うとのコメントもありましたし、
たこファミ号も海外へ売却される見通しで、これで債権処理が終わってしまうのでしょうか・・。
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お気持ちとお時間に余裕がありましたら。
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