月見ナイター

ブルーウェーブの夢から覚めて、同じ神戸の舞台ですがバファローズの観戦。

一昨日が中秋の名月というヤツだったんですね。どおりで日曜日の月も綺麗に見えたわけです。
とはいえ、今日も綺麗な月がレフト上空に見えました。



さすが、神戸市須磨区の月見山から山を上ってきたところに、この総合運動公園ほっともっとフィールド神戸があります。
地名がつくぐらい、月を見るには最適ってことでしょうか。


さて。

昨日はM菱重工業関連で和田岬へ行ったわけですが、神戸市営地下鉄の海岸線に乗ってると、電車内のアナウンスで
「本日は、ほっともっとフィールド神戸でプロ野球が開催されます。ぜひ総合運動公園へお越しください」
てアピールされてたんですよね。

オリックスにとっても神戸市に支えられてるところもあるんですが・・





花火ナイターだというのに、この微妙な客入り。
神戸市がいくら頑張っても客入りが悪ければ、同じ少ない客入りでもスポンサー収入の多い大阪志向が
強まってしまうのではないかと余計な心配の種が増えてしまうんですよね。
（とくにあの「いてまえ通販」の巨大広告横断幕の収入を考えるとね）








試合の方ですが、よくレフトスタンド方向へボールが飛んでいきました。
必然的に、月が目に入るんですよね。

序盤は点の取り合い。昨日、劇的なサヨナラホームランを打ったバルちゃんが、今日も大活躍。
何点リードされようが、ランナーを貯めてバルちゃんに回せば大量点を取れるという構図ができあがってました。
そういうわけで、3回までに楽天牧田＆バルが4打点ずつを挙げるという展開で、1点ビハインドのまま4回裏へ。（オ４－５楽）



打てるキャッチャーがアピールポイントの俊哉が今季2本目となるヒットは2塁打。
しんたろー死球、グッチヒットと続いて満塁のチャンス。



びっきーは凡退も、続くは1日1本男。
毎日ヒットを打ってくれるんですけど、最近はチャンスで打たないのが難点。
今日も1本打っちゃったし、チャンスで回ってくるという不幸・・・でしたが。


打球はピッチャー、三遊間を抜けてセンター前へ。


なんと、4点ビハインドからの逆転に成功。（オ６－５楽）



相手投手陣も先発を早々と降ろして、リリーフ陣も代わり端をくじいてるだけに、こりゃ、いけるかも？



とまぁトリスハイボールを飲みながら気分良く花火鑑賞。
ここでも月と花火を同時に見られるという、おいしい機会。

今日は仕事ではいろいろ客先で交渉ごとで大変だっただけに、早く帰ろうと決めてました。
とはいえ、球場到着は8時前でしたが。それでも、この花火は日常から離れて癒されるもんです。








そして試合は後半戦へ。



オリ先発の中山でしたが、せっかく立ち直ったかに見えた６回表、いきなり嶋に被弾。（オ６－６楽）
攻撃陣も、出鼻をくじいたかに見えた楽天投手陣に対して、追いつかれてからなかなか打ち崩すに至らず。



7回表は香月登場。香月で勝つ気って、昔よく言ったもんだ。



バルちゃんの好守備でリズムを整え・・攻撃陣に奮起を託す7回裏。











T-岡田の第4打席、ボールが当たったか、そうでなくてもボールで四球かと思った場面、
スイングを取られて三振という・・月はあるのにツキはないという。



そして、8回表は平野がマウンドへ。時刻はすでに9時に差し掛かるところ。
すでに、延長はないとの判断で8回を平野、9回を岸田で失点を防ぐ戦法。

ところが。





ストライクゾーンの判定に泣いたツキの無さはありますが、
結果的にバッター勝負となった二死２・３塁からカヅオさんに打たれ、前進守備の外野陣の間を抜かれてジ・エンド。
（この決勝打で、カヅオさんがヒーロー。3安打4打点の活躍をした牧田はツキがなくヒーローになれず）




9回裏も、登場したラズナーさんの制球が乱れており、バットを振らずともチャンス拡大かと思ったんですが、
無死1塁でエンドランをかけたところで赤田のジャストミートの強い打球はファーストライナー。
スタート良くすでに2塁手前までダッシュしていた梶本も、もちろんアウト。

最後までツキがなかったなぁ。




こんなでっかいツキが、上空に浮かんでるというのに。

Bs 6 - 8 Eagles
この楽天とのカード、3位争いの直接対決とあって、1試合ごとの勝敗で順位が入れ替わり、
天国と地獄を行き来するわけです。
ただ、今日の展開だと、イニングごとに立場が逆転しあい、1試合の中でも何度天国と地獄を見たことか。
こういう展開こそがクライマックスであり、ペナントレース終盤の楽しさでもあります。

この楽しさを、ほっともっとフィールド神戸のスタンドが埋まるほどの人にわかってもらえれば、いいんですけどね。


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