風に乗れ -Winddriven Current-

ワイヤーフォックステリアのナイトさんとORIXを応援する日々
“Challenge Together @KOBE”

突然の終戦と再会への期待

2011-11-01 | Baseball-Bs以外 
先週からずっと都市対抗野球に明け暮れる毎日。
仕事なのか仕事でないのか、よくわからないけれども、平日午後2時開始の試合ということで、
11時から正面で誘導やら役員様の鞄持ちやらで、結構憂鬱な昼下がり。
特に先週から腰痛が再発して立ってるだけでも結構きつかったものです。
ま、従わなければまた更迭されるので、文句は言いませんけど。

ようやく一仕事を終えて、落ち着いたのが2回表終了時点ということで、
もちろんすでに席は無く、レフトポール付近で立ち見してました。

でも何試合も見てると、だいぶんチームへの愛着が沸いてきたものです。
スタンドの雰囲気にも慣れてきましたしね。
もうせっかくここまで来たのなら、次の土日も出勤して遅れてる業務を返上するから、決勝にも進んでもらいたいものです。




今日は前回までとは違う白のバルーンスティック。





前日は最後の抑えの切り札として1イニング投げたエースの石田投手が先発していました。
相手NTT東日本もエース黒田投手が先発。

2回戦から準々決勝、準決勝、決勝まで、甲子園と違って連戦になりますから、
チームとしても投手の選択と交代時期が大きく勝敗を左右するところ。

その辺、住金鹿島は前回の準々決勝で、エースを温存も先制を許しビハインドの展開でしたが、
大逆転したところで抑えにエースを持ってくるという、上り調子で望んだこの試合。

しかも、住金鹿島は昨年の都市対抗でも準決勝敗退だっただけに、この壁を乗り越えるために挑んできたようなもの。


注目のオリックスドラフト7巡目指名の小島選手は、この日も9番セカンドで出場。





両者共に金曜、日曜と試合が続いての月曜日の真昼間にも関わらず、よく人が入りました。
これも企業の力ですね。

ちなみに、社会人野球はプロと違って観客を呼んで稼ぐのが目的ではなく、
応援してくれるならチケットもグッズも売店の金券もタダで提供、それで多くの人にチームと会社を応援してもらうという意向です。
これだけ太っ腹にできるのも、野球部や野球観戦を福利厚生として税金対策とも考えられるわけですが。
そして下請企業には、人数を集めなければ発注しないという圧力もあったりですけど。


ま、会社というのはそんなもんです。




で。試合のほうですが、住金鹿島は前日の大逆転劇で勢いが付いたか、
序盤2回裏に下位打線ながら先頭7番の中倉がヒットで出塁、8番片葺はバント成功。
そして1死2塁で9番の小島。

前日の最終打席は、いい感じで勝ち越しヒットを打って試合を決めただけに・・






ショートの頭を越すレフト前ヒットで1死1・3塁とチャンス拡大。





しかしここから上位打線に回るも点が取れなかった住金鹿島。
これが最後まで響きましたね。






石田投手はエースの貫禄で序盤3回をパーフェクトに。
中盤2順目になって当たりの強い打球やヒットを許すも、しっかり要所を抑えて失点は許さず。




しかし徐々にタイミングが合ってきたか、6回ついに均衡が破れ先制を許す展開に。



序盤のチャンスを生かせなかった住金の打撃陣、
中盤以降はなかなかチャンスのきっかけも難しくなる状況。
小島選手も、俊足を生かしセーフティバントで揺さぶろうとするも、うまくいかず。









終盤まで2点のビハインドが続く中、それでも絶大な信頼を得ていたんでしょうね。
石田投手は試合を最後まで投げきる覚悟で、試合を進めていきました。


しかしながら9回、さすがに相当な球数を投げ込んでの疲れがにじみ出ました。
相手も容赦なく追加点を奪い、9回まで1アウトを残してマウンドを去りました。

もちろん住金としては、昨年度を超え決勝に行くことが最大の目標でしたから、
この戦い方が今のベストだったんでしょう。




こうして住金は準決勝にて敗退。
負けるときというのはこういうものなのかもしれませんね。



3位の旗は不本意かもしれませんが、
胸を張ってまた鹿島工場に飾ってください。







そして、翌日NTT東日本は決勝も延長の末、サヨナラ負けで優勝を逃しましたが、
最後まで見事な強さでした。


住金鹿島0-4NTT東日本
これで京セラドームでの今年の野球観戦は終了。
都市対抗野球が大阪で開催されたのは、地震の発生や電力供給の関係による影響があったためではありますが、
さすが日本を代表する会社が本気を見せる場として盛り上げてくれました。
私もいろいろ文句を垂れながらもここで自分のできることとして参加できたのは、いい経験でした。
そりゃ自分の会社の野球部が活躍して盛り上がっている人たちを見てると羨ましかったですけど。

そして、社会人野球も野球人として活躍する人は様々。
阿波野コーチのようにプロの近鉄や読売で華々しく活躍した人が、また違った立場で力を発揮している人もいますし、
石田投手のようにベテランになってもアマチュアとして従業員として会社、そしてチームを支えている人もいます。

どちらかというと、社会人野球でプロに引き抜かれる選手は、24歳までの若い選手が中心ですね。
年齢・体格・センスを含めた素材、伸び代を考慮してスカウトするものだと思います。

それだけに、プロに行く選手が必ずしも都市対抗野球で突出して活躍しているとも限らないということであり、
逆にいえば、社会人野球にはプロに行く選手に匹敵する実力を持った人はいくらでもいるということです。
プロに行く限りは、今後社会人のライバルを圧倒的に超えなければ、獲得した意味がないのかもしれません。
夢に見たプロの世界は、地獄のような厳しさもあると思いますが、また元気な姿でお会いしたいものです。

楽しみに待ってるよ、小島君。




ドームの周りも秋の色が濃くなってきました。


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お気持ちとお時間に余裕がありましたら。


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