我等のブレーブス #3

あの，ブーマーが目の前に。
昨日は接待で夜2時まで北新地に。そして今日は早朝から昼過ぎまで高砂で打ち合わせということでしたが，
なんとかブーマーに会いたくて，千代崎へ行きました。



午後3時からのブーマー・ウェルズのトークショー。
もちろん，当時の通訳をしていた，キューバ出身の大先輩，ロベルト・バルボンさんもご一緒に。



印象としては，ただただ体がデカイというばかり。イデホの比じゃない。
私も最初にブーマーを見たのが8歳のときで，その時も「ブーマー大きい」ばかり言ってたようですが，
今は更に進化していました。

現役当時は怒らせると怖いイメージもありましたが，今では陽気なアメリカン。
あの頃は，さらに厄介なアニマル・レスリーもいましたが，
とにかくチームが勝って彼がセーブを挙げると暴れるのでみんな逃げていたとか。

「ボクはアニマルから逃げるのがうまいんだ」

そんな話をしてくれていました。



リップサービスの「ハンキューベリーマッチ」も言ってくれましたよ。
門田さんの脱臼話も，三冠王を取った時のことも，いろいろ語りだすと尽きないものです。

特筆すべきは，「もし監督やコーチ就任の話があれば，いかがですか？」というファンの方の質問に
「ぜひそれは，グラウンドの人たちに聞こえるように言ってくれないかい？」とご機嫌でした。

あの頃のブーマーは最強でしたもんね。
当時のテレビゲームに「燃えろプロ野球」ってのがありましたが，ブーマーはバントでもホームランになってましたし。

ちなみに，ブーマーという名前は，「ブームを巻き起こせ」というニックネーム。
本名は「グレゴリー・ウェルズ」さん。






ということで，偉大なる大先輩をお招きした，阪急ブレーブス復刻試合の第３戦。



始球式は，もちろんブーマー・ウェルズ。
ブレービーとは久々の再開ですね。コレを見ただけでも，ちょっと涙が・・


始球式には少年の頃は阪急沿線在住で，阪急ブレーブスファンだった北川がバッターでした。
ベンチは総立ちで先輩の始球式を見守り，いざ戦場へ。



オリックス先発は寺原。ランナーを出すものの，大崩れせずに初回は無失点。


そして１回裏，１番セカンド後藤は三振でしたが，野中がヒットで出塁，スケさん四球の後，デホがタイムリーで先制（急１－０巨）
続くバルボンじゃなくてバルディリスは凡退でしたが・・・


６番ＤＨに入った日高が右中間へ２点タイムリースリーベースヒット。（急３－０巨）
打撃の調子って見極めが難しいものですが（とくに今の統一球では）一端調子がよくなれば，打てるもんですね。

調子が悪いときも応援していて良かったものです。と，しみじみ。




しかし寺原は直後にエドガーのヒットの後，ボウカーにライトスタンドへのホームランを打たれ，追撃されます。（急３－２巨）
この後もズルズルとピンチを招いてしまいますが，とにかく追いつかれずに抑えたのが大きかったですね。

その後は，沢村と寺原が抑え膠着状態になるわけですが・・


なんだかんだで好調のスケさん（今日はついに登場曲が水戸黄門になってましたし）とデホの活躍で，
５回にはバルの内野ゴロの間に１点追加でき，なんとか試合の主導権は阪急側に。（急４－２巨）



５回裏「DESIRE」


点差は変わらぬまま７回裏の攻撃へ。まだまだ２点差で岸田だとわからない展開？



７回裏は大引が先頭バッター。
打撃は不振にあえいでましたが，今日は好調な頃の「バットにボールが吸い付く」ようなヒッティングでレフト線２塁打。


続く斎藤は手堅く送って１死３塁。


そして，今日は攻撃では蚊帳の外にいる立場の後藤が打席に。
打ち気が強いときほど，明らかなボール球にも手を出して空振りしまくってましたから。
読売のピッチャーは沢村から左の星野に。しかし，ここで意地ってヤツでしょうか。


踏みとどまった，というようなセンター前へのクリーンヒット。これで大引が生還。（急５－２巨）



ファンの間では，チームに必要とされていないレベルまで落ちぶれてしまっていたようですが，
不要だと主張していた方にとって，ここで活躍されると思い描いたストーリーが変わってしまうものでしょうか。
打撃は水物。怖いね。



それだけ追い込まれても，とにかく打って見返すしかやりようがないしね。
早く見返せ。


その後，デホの打点荒稼ぎショーで阪急は７得点。


点差は５点ありますが，岡田監督にとっても読売は目の敵だと思いますし，８回表は平野が。



９回表は岸田が投げるという，手堅い戦術で，とにもかくにも連敗脱出。
９回表は相変わらず長かったですが。









ヒーローは４安打３打点のデホと７回２失点の好投した寺原。






Braves 7 - 2 Giants
♪Fresh & Challenge, GO! GO! GO! Yes, you win, Hankyu.

ブーマー本人は，「第二のブーマーなんていないよ。でも，オリックスにいる選手は，もちろん応援するさ」
って言ってました。もし外国人打者の三冠王が現れるとすれば，ブーマーに継ぐ存在に。

再びブームを巻き起こせ。



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