心の器を広げること。

どうしたの？いつもと違うね。

いえいえ、何でもありませんよ。いつも通りです。ありがとう。


何気ないちょっとした言葉が胸に残る
今、僕はそんな言葉を人にかけているだろうか
自分のことばかりで頭がいっぱい
いっぱいになったものを人に汲んでもらおうとする
そんなときは人を思いやることができない
自分で考えることすらできていないかもしれない
だって溢れてしまった思いなら
いくら掬ってもらったとしても　
心の中には余裕なんて生まれないから

何かを知るとき、心の中にそれを留める器が必要だ
どこまでどのくらい知りたいかによった器の大きさが形作られる
心の器がいっぱいになっていたら
頭でしか知ることができない
それはあまり役に立たない空しい知識かもしれないし、そうでないかもしれない
でも、心の器で受け止めるなら、それは確実に進歩に役立つ

まわりにはたくさんの思いと思いやりが溢れている
そして僕と同じように器がいっぱいになっている人がいる

そんな思いを器の中から汲んであげることで
心の中にスペースができるはず
あるいは「知りたい」という思いを強くさせることで
新たな器が形作られるはず
そこにできるものは「スペース」
宇宙のように無限に広がる、創造の場
あるものとないものの境界だ

その可能性を広げるための思いやりの行動をしたいと思う
声かけひとつでも。
その声を
ただ投げ捨てる言葉ではなく
どこまでも見守り続ける優しい言葉を
自分にも声をかけてあげたい

どうしたの？いつもとちがうんじゃない？
あなたがしたかったことは何だっけ？
話してごらんよ。








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