季節外れの温かな風達が彷徨う夜
何かに導かれるように僕等の軌跡を紐解いてみる
過去たちの囁く声と見紛う幻影が時間を止める
想い出はどれも優しく切ない物語を語る
ふと目線を外して天を仰ぐと
再び“時”が急ぎ足で動きだすのを感じた
ほんの一瞬
ほんの一瞬だけど
全てがつながっていて
全てに意味があることが分かった気がした
たとえ嵐が来たとしても
もうひるむ必要はないよね
心の奥に感じたものは確かにそこにあることに気づいたから
だからもういいんだよ
全部忘れてもいいよ
そして重い荷物もみんな
ここにおいていいから
もう大丈夫だね
歩いていけるね
どこにいても
離れていても
想うだけで
感じるだけで
いつも一緒だから
歩いていこうね
ずっと
ずっと
どこまでも。
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