先日2010年上半期のベスト・アルバムをメモ書きしました。(#1)
その際"次点"というか、同じような方向感を持ったアルバムがあるなぁと思い浮かびました。
正直、どれも最近(だいたい5月頃)入手したばかりなので聴き込みが浅いというのもあるのですが、話題の『アバター』3D版のように同傾向のアルバムを聴き比べることでシーンとかそういう類のモノの奥行きが判るのではないでしょうか。
[A]~[F]まで印をつけましたが、それぞれに対応しています。
[A]Rockasen(Ex.六歌仙) Welcome Home
要するに日本語ヒップホップ部門です。
『マニフェスト』がマスに対してどれだけ間口を広げられるか(自分たちの矜持を崩さずに!)という挑戦を行なったアルバムでしたが、こちらはタイトル通り自分たちの居場所=アンダーグラウンドへ手招きしているようなアルバムではないかと。
#2「It's a new day」のクラシカルなブレイクビート使いが白眉ですが、教科書的なヒップホップでありながら、昼過ぎまで繰り広げれるパーティのような"ヌマ"的なバイブスも醸し出している。
トブような感覚がありながら、地に足がついているトコロがいい。
AMAZON | Rockasen(Ex.六歌仙) Welcome Home
[B] grooveman Spot - Change Situations(Jazzy Sport)
様々なブラック・ミュージックからの影響が凝縮されているという点でAndres『Andres II』と相似。
『Andres II』がデトロイトのコミュニティFM的だとすると、『Change Situations』はJ-Waveに喩えられるだろうか?
スムーズでソウルフルなフィーチャリング・アーティストの歌声がシャレオツな雰囲気を演出しているし、腰が入ったグルーヴのあるベースラインが甘いだけじゃなく、ビターな要素も付け加えている。
AMAZON | grooveman Spot - Change Situations
[C] Thomas Fehlmann - Gute Luft: Original Soundtrack From 24h Berlin TV (Kompakt )
CはChill OutのCだ。
または飾りたくなるCoverのC。
ベルリンの地図をデザインしたこのジャケはいい。飾りたくなる。
アナログ盤にはCDもオマケでついているので、アナログでの購入をお薦めします。
近頃、三度アンビエントの季節になってきたようで、ベルリンのベテランによるお手本のようなこのアルバムも心地よいチルアウトな風を運んでくれる。
AMAZON | Thomas Fehlmann - Gute Luft
[D]F-Energy Distortion(7even)
で、DはDub Stepの頭文字です。
"海外では「BASIC CHANNELとSHACKLETONの融合」と評された"そうですが、今のダブステップが面白いのはU.K.のベースカルチャーとベルリンのミニマル・ダブが出会ったということに端的に現れたメルティング・ポットな状況にあるのではと思う。
そのうえこのFはフレンチ・ダブステッパーだし。
ダブステップに関しては、その多様性を楽しんでいる。
まるで12~14歳の少年のようにグングンと成長している。3ヶ月も会わなかったら見違えることだろう。
だから、いま聴かなくては勿体無い。
AMAZON | F-Energy Distortio
[F]T++ - Wireless(Honest Jon's Records)
AMAZON | T++ - Wireless
『Wireles』というように何処かに繋がって位相で繋がっていない不思議な音。
90年前の東アフリカのルーツ・ミュージックをMonolakeのT++がサンプリングした。
それはMonolake的なエレクトロニック・ビーツでもあるし、Honest Jon'sらしいルーツに意識的な音のようにも響く。
#1 2010 年上半期アルバム参照。
その際"次点"というか、同じような方向感を持ったアルバムがあるなぁと思い浮かびました。
正直、どれも最近(だいたい5月頃)入手したばかりなので聴き込みが浅いというのもあるのですが、話題の『アバター』3D版のように同傾向のアルバムを聴き比べることでシーンとかそういう類のモノの奥行きが判るのではないでしょうか。
[A]~[F]まで印をつけましたが、それぞれに対応しています。
[A]Rockasen(Ex.六歌仙) Welcome Home
要するに日本語ヒップホップ部門です。
『マニフェスト』がマスに対してどれだけ間口を広げられるか(自分たちの矜持を崩さずに!)という挑戦を行なったアルバムでしたが、こちらはタイトル通り自分たちの居場所=アンダーグラウンドへ手招きしているようなアルバムではないかと。
#2「It's a new day」のクラシカルなブレイクビート使いが白眉ですが、教科書的なヒップホップでありながら、昼過ぎまで繰り広げれるパーティのような"ヌマ"的なバイブスも醸し出している。
トブような感覚がありながら、地に足がついているトコロがいい。
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[B] grooveman Spot - Change Situations(Jazzy Sport)
様々なブラック・ミュージックからの影響が凝縮されているという点でAndres『Andres II』と相似。
『Andres II』がデトロイトのコミュニティFM的だとすると、『Change Situations』はJ-Waveに喩えられるだろうか?
スムーズでソウルフルなフィーチャリング・アーティストの歌声がシャレオツな雰囲気を演出しているし、腰が入ったグルーヴのあるベースラインが甘いだけじゃなく、ビターな要素も付け加えている。
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[C] Thomas Fehlmann - Gute Luft: Original Soundtrack From 24h Berlin TV (Kompakt )
CはChill OutのCだ。
または飾りたくなるCoverのC。
ベルリンの地図をデザインしたこのジャケはいい。飾りたくなる。
アナログ盤にはCDもオマケでついているので、アナログでの購入をお薦めします。
近頃、三度アンビエントの季節になってきたようで、ベルリンのベテランによるお手本のようなこのアルバムも心地よいチルアウトな風を運んでくれる。
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[D]F-Energy Distortion(7even)
で、DはDub Stepの頭文字です。
"海外では「BASIC CHANNELとSHACKLETONの融合」と評された"そうですが、今のダブステップが面白いのはU.K.のベースカルチャーとベルリンのミニマル・ダブが出会ったということに端的に現れたメルティング・ポットな状況にあるのではと思う。
そのうえこのFはフレンチ・ダブステッパーだし。
ダブステップに関しては、その多様性を楽しんでいる。
まるで12~14歳の少年のようにグングンと成長している。3ヶ月も会わなかったら見違えることだろう。
だから、いま聴かなくては勿体無い。
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[F]T++ - Wireless(Honest Jon's Records)
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『Wireles』というように何処かに繋がって位相で繋がっていない不思議な音。
90年前の東アフリカのルーツ・ミュージックをMonolakeのT++がサンプリングした。
それはMonolake的なエレクトロニック・ビーツでもあるし、Honest Jon'sらしいルーツに意識的な音のようにも響く。
#1 2010 年上半期アルバム参照。
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