ダブ・ステップが面白い。
多くの人がそう呟くようにアタクシの買う新譜もダブ・ステップの割合が増えてきた。
BASIC CHANNELが開拓したミニマル・ダブとデトロイトの流れがイギリスのベース・カルチャーとの交差点にダブ・ステップは軸足を置く。
つまり、そこから何処へでもいける。
そこに何よりの魅力を感じていて、その交差点、いわばジャンルの坩堝からまた何かあたらしいモノが生まれる予感がビンビンしている(むしろ、歴史を学べばそれは予見ともいえるのかも)。
2562『Unbalance』(Tectonic / AWDR/LR2 )
A Made Up Sound名義でビートダウン的なプロダクションをリリースしていることからも伺えるように2562ことデイヴィッド・ハウスマンズはデトロイトからの影響に自覚的だ。
"デトロイトの流れ"と書いたけれど、デトロイト・テクノばかりでなくJ Dilla以降のヒップホップの影響もこのアルバムからは聴き取れる。
様々な手法的を取り入れながらも、全体のバランスが取れひとつのグルーヴにまとまっている。
タイトル『Unbalance』とは裏腹。
アナログ盤とデータで持っているのだけれど、日本盤はBlu-spec仕様なのね。
買ってしまおうかしら?
Martyn 『Great Lengths』(Tectonic / AWDR/LR2 )
元々ドラムンベースのプロデューサーだったというだけあって、リズムの組み立て方が巧みなMARTYN。
過去にFLYING LOTUSやDJ DEXをリミキサーとして迎えているけれど、つまりそういう音です(余談ではあるけれどDJ DEXはヒップホップを回しても上手い! )。
URに通じるメランコリックさとJ Dilla以降のビート・サイエンティストぶり。
それにベーチャンの系譜の深いディレイ。
アナログ欲しいのだけれどなかなか見ないっス。
Peverelist『Jarvik Mindstate』(Punch Drunk)
Appleblimと組んでSkull Discoからのリリースだったり、PoleのリミックスでコラボレイションしていたPeverelistが満を持して自らのレーベルから1stアルバムをリリース。
ブリストル出身らしく豊かな低域を含んだベースとデトロイト・テクノ譲りの叙情性のあるハーモニーに手数が多く、複雑なリズムが絡む。
音色や構成など往年のインテリジェント・テクノを思い起こさせるところもアリ。
ダブのベースラインの存在感と腰の入ったリズムの持つ攻撃性が段違いで、このパンチを喰らえば脳震盪起こしてパンチ・ドランカーになることは必至。
Shackleton『Three EPs』(Punch Drunk)
タブラやボンゴなどのエキゾチックなパーカッションや古代エジプトをゴシック調に描いたようなアートワークで独特な呪術的な世界を繰り広げ、ダブステップが異端だった頃から更にその異端に挑み続けていたShackletonがミニマル・クリックの名門Perlonからリリース。
この事実だけで「どうだ」という気分なのだけれど、Perlonのスタイリッシュなアートワークに包まれている分オドロオドロしい世界が薄まったような気がして、自分は乗り切れなかった。
フルアルバムといってよいボリュームだが『Three EPs』と題しているように、まとまったアルバムではなく(これまでの延長戦にある)EPを3枚まとめたということなのだろう(とはいってもその破壊力は凄まじくずば抜けているのだけれど)。
00年代のテクノを先導したPerlonがShackletonに期待を寄せていることは伝わってくるし、Shackletonにはそれに応える力は十二分にあるだろう。
おそらく次のリリースからが、その回答になるはずで、早く次の展開を聴きたいという思いが募る。
Martyn & 2562「Yet / Kontrol」(TECTONIC)
ダブステップのルーツに90年代中盤の所謂ハード・ミニマルがあることは明らかで、このシングルで2562はDBX「Losing Control」をサンプリングしている。
iTunes
Ruptured -Surgeon Remix- (Hot Flush)
象徴的なのがSurgeonとSubstanceがリミキサーとして参加していることだろう。
先日のScubaのUnitでのDJプレイも前半はハードなテクノからミニマル・ダブ~ダブステップと沈んで行った。
iTunes
多くの人がそう呟くようにアタクシの買う新譜もダブ・ステップの割合が増えてきた。
BASIC CHANNELが開拓したミニマル・ダブとデトロイトの流れがイギリスのベース・カルチャーとの交差点にダブ・ステップは軸足を置く。
つまり、そこから何処へでもいける。
そこに何よりの魅力を感じていて、その交差点、いわばジャンルの坩堝からまた何かあたらしいモノが生まれる予感がビンビンしている(むしろ、歴史を学べばそれは予見ともいえるのかも)。
2562『Unbalance』(Tectonic / AWDR/LR2 )
A Made Up Sound名義でビートダウン的なプロダクションをリリースしていることからも伺えるように2562ことデイヴィッド・ハウスマンズはデトロイトからの影響に自覚的だ。
"デトロイトの流れ"と書いたけれど、デトロイト・テクノばかりでなくJ Dilla以降のヒップホップの影響もこのアルバムからは聴き取れる。
様々な手法的を取り入れながらも、全体のバランスが取れひとつのグルーヴにまとまっている。
タイトル『Unbalance』とは裏腹。
アナログ盤とデータで持っているのだけれど、日本盤はBlu-spec仕様なのね。
買ってしまおうかしら?
Martyn 『Great Lengths』(Tectonic / AWDR/LR2 )
元々ドラムンベースのプロデューサーだったというだけあって、リズムの組み立て方が巧みなMARTYN。
過去にFLYING LOTUSやDJ DEXをリミキサーとして迎えているけれど、つまりそういう音です(余談ではあるけれどDJ DEXはヒップホップを回しても上手い! )。
URに通じるメランコリックさとJ Dilla以降のビート・サイエンティストぶり。
それにベーチャンの系譜の深いディレイ。
アナログ欲しいのだけれどなかなか見ないっス。
Peverelist『Jarvik Mindstate』(Punch Drunk)
Appleblimと組んでSkull Discoからのリリースだったり、PoleのリミックスでコラボレイションしていたPeverelistが満を持して自らのレーベルから1stアルバムをリリース。
ブリストル出身らしく豊かな低域を含んだベースとデトロイト・テクノ譲りの叙情性のあるハーモニーに手数が多く、複雑なリズムが絡む。
音色や構成など往年のインテリジェント・テクノを思い起こさせるところもアリ。
ダブのベースラインの存在感と腰の入ったリズムの持つ攻撃性が段違いで、このパンチを喰らえば脳震盪起こしてパンチ・ドランカーになることは必至。
Shackleton『Three EPs』(Punch Drunk)
タブラやボンゴなどのエキゾチックなパーカッションや古代エジプトをゴシック調に描いたようなアートワークで独特な呪術的な世界を繰り広げ、ダブステップが異端だった頃から更にその異端に挑み続けていたShackletonがミニマル・クリックの名門Perlonからリリース。
この事実だけで「どうだ」という気分なのだけれど、Perlonのスタイリッシュなアートワークに包まれている分オドロオドロしい世界が薄まったような気がして、自分は乗り切れなかった。
フルアルバムといってよいボリュームだが『Three EPs』と題しているように、まとまったアルバムではなく(これまでの延長戦にある)EPを3枚まとめたということなのだろう(とはいってもその破壊力は凄まじくずば抜けているのだけれど)。
00年代のテクノを先導したPerlonがShackletonに期待を寄せていることは伝わってくるし、Shackletonにはそれに応える力は十二分にあるだろう。
おそらく次のリリースからが、その回答になるはずで、早く次の展開を聴きたいという思いが募る。
Martyn & 2562「Yet / Kontrol」(TECTONIC)
ダブステップのルーツに90年代中盤の所謂ハード・ミニマルがあることは明らかで、このシングルで2562はDBX「Losing Control」をサンプリングしている。
iTunes
Ruptured -Surgeon Remix- (Hot Flush)
象徴的なのがSurgeonとSubstanceがリミキサーとして参加していることだろう。
先日のScubaのUnitでのDJプレイも前半はハードなテクノからミニマル・ダブ~ダブステップと沈んで行った。
iTunes
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