時代劇が好き!
って言うと笑われたりするかな?
子供の頃、昭和40年代前後遊び相手は祖父母とテレビだった。
東京オリンピックの開会式や色々な競技もテレビに食い入るように見ていた。
祖父の膝の上で、晩酌のお供しながら、毎日お零れももらってた。
横には祖母が居て、お燗つけていた。
祖母は小学校卒業して直ぐに子爵か公爵のお手伝いさんをしていて、(子守りや食事作り洗濯掃除を教えてもらいながら)、台湾に赴任した時も同行させてもらっていたそうだ。そこで中華料理や洋式の料理も覚えたと話していた。
1日のうちの大半を祖父母と過ごし、テレビやバイクの後ろの籠に乗って、お得意様のところに配達にも行った。
たまには御駄賃(お菓子が多かったけど)も頂いて、帰ってきてから食べたっけ。
同じテレビ番組「にあんちゃん」を何度も涙流しながら見ていて、母と弟には笑われてしまい、悔しくて、もう絶対に人には泣くところを見られないようにしよう、と決心したり。子供心にもそんな意地があったなー。
慰めてくれたのはやはり時代劇だったと思う。
現代の時代劇ではなくて、20〜30年くらい前の時代劇に趣きを感じたり、それを見ながら、祖父母と一緒に暮らしてた頃を思い出す。
小学校の同級生と今でも年に何回か会っている。その時、心は小学生のまま。その時間が愛おしい。
祖父母は空の上で、今の私をどの様に見ているのだろうか?