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蔵の中をめぐり、日本酒の製造工程を紹介して頂く途中で、仏像と出会いました。日本は神様と仏様が(深い理由は知りませんが)混ざり合って信仰してきたのですが、明治の時代になり、神様は神様、仏様とは違うでしょ!!という考えのもと、富士山という神の宿る山に奉納?された薬師如来像を撤去する事態となったのだそうです。それはあまりに忍びないという酒蔵のオーナーがこっそり富士山から持ち帰ったのがこの仏像。当時は相当勇気のいる行為だったと思いますが、そのおかげで、今は、この歴史と共に貴重な薬師如来様を拝むことができます。お酒だけでなく歴史的、宗教的、美術的にも価値のある酒蔵見学になりました。
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