イヨ、サラバ

一日一生〜胃なし生活の記録〜

いつか自分も

2015年06月27日 | 術後6年~

21時前、実家の父からメール。
いつもはメールをしても
気付かないか、もう寝ているかで返信してこない時間に
めずらしくなんだろうと見ると
「幸せな気分です」というタイトル。

何だろう?
何か間違って送ったんだろうか?
益々気になって開いてみると
朝はコーヒー
夜はおやつカルパスをつまみに焼酎でいい気分
「ありがとう」と。
私と妹がそれぞれ父の日に贈ったもので
気分が良くてメールしてきたらしい。

「何だ、そんなことか」ともらすと
「それくらい可愛いもの」と‘ちょん’が言う。
お酒を飲んでいい気分だってんならいいんじゃない?と。
そのメールで私自身怒ったり気分悪かったしたわけではないが
酔っ払って変なメールしてきて驚かせないでよ、と
つい反射的に思ってしまう。
それに対して‘ちょん’はいつもの通り穏便で考え方が柔軟。
小さなことにすぐ感情的にならず、心が広いところには感心する。
そして私は心に余裕のない自分を反省する。

どう返信しようかと考えながら
お酒を飲み、くつろぐ父の姿を想像する。
娘二人を嫁に出し、パートナーを失って過ごす老後。
それは自分にもいつかやってくる未来。
私は旦那より長く生きるつもりでいる。
懲りもせず娘に余計な口出しをしては、時に疎まれたりもして
少し距離を感じながらも
それでも可愛い娘や孫に囲まれて、それが幸せ。
一日の終わりにそんなことを考えなが
らいい気分で眠りに就き、翌朝また目を覚ます。
親とはそんなものだろうか。

まぁ父はそんな真面目に考えてメールしてきたわけじゃない。
きっとほろ酔い気分に任せただけのことだろうけれど
自分も将来そんな風に
穏やかな目で娘たちを見守る日が来るのかな、とふと思った。

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